表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自縄遊戯  作者: とにあ
228/419

君がわらう

使用お題ひとつ



 

「あとほんの少し、はやかったらね」

 そう言って君は笑った。

「これ、君のだよね」

 と差し出したピルケース。

 君は笑いながら受け取った。

 そう君は笑っていた。

 葬儀の翌日、雨が降っていて気持ちがより沈む。

 君は笑っていた。

 花が舞う。

 その光景を見て夢と知る瞬間がある。

 だってそんな場所は知らないのだから。

「虹の根元を探しましょう」

 君が笑う。

 差し伸べられた手がとれない。

「約束したでしょう?」

 君が笑う。

「絶望がかえり希望が生まれる場所を探しにいきましょう?」

 君が笑う。

 君がわらう。

「忘れてた、忘れてただけなんだ」

 君の声が聞こえないふりをしたのはその時他の友人と話していたから。

 気がつかないフリ。見ないフリ。

 君はひとりで大丈夫。

「虹の根元を探しましょう。いつかいっしょに」

 そんな子供の頃のたわごと約束は忘れたフリをしていたんだ。

 気がついてた。

 ピルケースに描かれた虹の絵が濡れる。

 いない君にどんな言葉ももう届かない。

 ああ。

 きみがわらう。



「これ、君のだよね」「忘れてただけ」「あとほんの少し、はやかったら」という3つの台詞を盛り込んで、とにあの暗いお話を創りましょう。

https://shindanmaker.com/616070


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ