お説教
使用お題みっつ
「わからないとはいわせないわ」
美しい人がそう耳元で囁きかけてくる。
流れる黒髪を輝く櫛でアップにまとめ、体にフィットした銀のアクセントの黒のロングドレスの美しい君の囁きに僕は動悸を激しくする。
「しかたのない子なんだから」
美しくイタズラな君はほっそりと白い指で僕の鼻先をつつくのだ。
笑い声と共にチリチリと耳で揺れる光る花に僕は手を伸ばす。
君は耳元にすり寄る僕が好きだろう?
だから、いつだっておいしいにおいが君からは漂ってきている。
もちろん、それはすべて僕のためのものなのは知っているよ?
「あなたの犯行なのはわかってるんですからね」
君はそんなことを言いつつもすでに僕のトリコだろう?
僕の犯行って何のことだかわからないよ?
それにそんな些細なことはどうだっていいじゃないか。
箱ティッシュをちょっと解体遊びしたのは罪じゃないだろう?
遊びたかったし、君の気を惹きたかったんだよ。
僕は君に恋してる。君は僕を愛してる。
でも、今はこの恋を忘れて、ごはんにしようよ。
「にゃぁん」
お題は〔わからないとはいわせない〕です。
〔直喩禁止〕かつ〔キーワード「猫」必須〕で書いてみましょう。
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お題は〔恋を忘れて〕です。
〔体言止め禁止〕かつ〔光の描写必須〕で書いてみましょう。
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お題は〔美しい人〕です。
〔「!」の使用禁止〕かつ〔「黒」の描写必須〕で書いてみましょう
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