きっと、セカイは救われない
使用お題みっつ
土に埋まりながら目を閉じることを覚えたのはいつだろう。
世界はいくつものレンズごしの偽りばかりで。
砕け散っていく姿はあまりにありふれた風景でしかなくて。
救われない世界には何の声も響かない。
幾度となく繰り返す誕生と死。
それはありふれたさよならの繰り返し。
からだを埋めるその褥は安らぎと絶望に彩色された絵画のように。もしくは天使の歌声か。
じわりじわり失われていく希望と命はきっと、滅びゆくセカイを示しているのだと知ってしまっている。
壊れた眼鏡を握り土の下で目をつむる。
私は空を再び見上げられるのだろうか?
それともそれは私ではないのだろうか。
きっと、セカイは救われない。
それでも私は眠りの世界に救われる。
お題は〔からだを埋める〕です。
〔「かぎかっこ」の使用禁止〕かつ〔キーワード「眼鏡」必須〕で書いてみましょう。
https://shindanmaker.com/467090
お題は〔ありふれたさよなら〕です。
〔形容動詞禁止〕かつ〔「声」の描写必須〕で書いてみましょう。
https://shindanmaker.com/467090
「きっと、セカイは救われない」で、小説を書くですか?
https://shindanmaker.com/619424




