勉強会
使用お題ふたつ
「実は何も考えてないだろう?」
「ん〜。デートしよって誘おうって考えてる」
「とりあえず勉強しろ」
「ん。でも、デートはしてね」
参考資料とノートを開いてボールペンを揺らしながらネネが笑う。
「新しい勉強で手いっぱいなんだけど?」
「ん。だから気分転換にもなるよね。青春はかえらないんだよ。ひとつふたつ失敗したって今まで積み上げてきたものが全部崩れ去るわけじゃないもの」
ページをめくっては気になる部分をノートに写しとっていく。時々、カラーペンに持ち替えて。
手を伸ばしてその頭を撫でる。
「ちょっ、頭揺れる。字が震えるじゃない」
少しだけノートから視線を上げて睨んでくる。
「いや?」
ふくっと頬が空気で膨らむ。
「いきなりなんだもん」
「いや?」
頭の位置は変わらない。
「やじゃない」
「海に行く?」
「今から?」
「泳ぐには早いから風にあたるだけだけど」
乗り気な姿が可愛い。
「夏本番には新しい水着と浴衣買ってもらうから、楽しみにしてて」
「ああ」
きっと視線が泳ぐ。
「ビキニチャレンジするんだから!」
「しなくてイイ」
フッとネネが偉そうに顔を上げる。
「着てしまえばタイガにはもう、どうすることもできないんだから!」
「嫉妬するからやめて?」
本気海デートはパーカー必須か?
ネネが得意気に笑ってノートや資料を鞄にしまう。
「いっぱいヤキモチして。お仕事にヤキモチしてるネネが悔しいから」
「取りあえず勉強しろ」「今まで積み上げてきたものが全部」「青春はかえらない」という3つの台詞を盛り込んで、甘いお話を創りましょう。
https://shindanmaker.com/616070
「デートしよ」「実は何も考えてない」「どうすることもできない」という3つの台詞を盛り込んで、夏のお話を創りましょう。
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