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自縄遊戯  作者: とにあ
130/419

僕の知らない君の声

使用お題ひとつ



僕は空を見上げる。

真っ青な空はどこまでも続く。

さかさかと枯れた草が足をくすぐる。

世界は青と白しかない。

白く枯れた草は日陰にもならず佇む君を庇わない。

君はふたつのまなこを閉じて、口角を柔らかく上げて微笑んでいる。

青い空の下僕は君のそばで微睡む。

昔は歌をよく歌ったと聞いた。

僕もいつか聞きたくて君のそばから離れない。

たとえ、君に触れることが死に続こうとも。

君に焼き殺されるなら本望だ。

君はただ、佇む。

白い砂漠に置き忘れられた彫像。


お題は〔僕の知らない君の声〕です。

〔推定表現(~らしい、~ようだ)禁止〕かつ〔風景描写必須〕で書いてみましょう。

https://shindanmaker.com/467090

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