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自縄遊戯  作者: とにあ
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華の庭

使用お題ひとつ

女の子は開いた世界にそっと足を差しだして、踏み出すかどうかをためらいます。

足元に花開いた白い花が甘い香りをたてて女の子を誘います。

きゅっと唇を噛んで女の子は一歩踏み出しました。

淡い桜貝のつま先が白い花に包まれます。

舞い上がる白い花の花粉に女の子は慌てて目を閉じました。

目を閉じて鋭くなった嗅覚を壊しにかかる勢いの花の匂いに女の子は仰向けに体を投げました。

その目を開けば、空にも白い花が咲き乱れています。

くぐってきた扉は重く重く閉ざされて女の子が帰ることを阻みます。

心細くなった女の子に白い手が伸ばされます。

そこには色とりどりの衣装の少女たちが笑いさざめいています。

「ようこそ。小さな私たちの妹」

「楽しみましょう。朝が来るその時まで」


お題は〔重たい扉〕です。

〔「?」の使用禁止〕かつ〔「夜」の描写必須〕で書いてみましょう。

https://shindanmaker.com/467090

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