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リリィさんシリーズ  作者: 日下みる
1/1

赤ずきんちゃんとオオカミさんver

リリィさんver。

拙い文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。

作者の暴走を生ぬるい目でご覧ください。


昔むかし、森に住んでいる家族がいました。


「ちょっと、リリィー?お祖母ちゃんが風邪を引いたみたいなの。お使いに行ってくれる?」

「え~。もぅ、しょうがないわねぇ」

「籠の中に必要な物は入ってるから、後はお祖母ちゃんの家にあるもので看病してちょうだい」

「はぁ~い」

「貴女のお昼ご飯も入れてあるから。夜までには帰ってくるのよ?」

「あら。夜は別の楽しみがあるのに・・・」


「よ・る・ま・で・に・は!帰ってきなさいね?」


「・・・わかったわよ。もぅ」

「あ。ちゃんとずきんも着て行きなさいよ?夕方には冷えるんだから」

「あれ、ダサいのよねぇ。もっと大人っぽいのないの?」

「我慢しないさい。ホラ、とっとと行ってくる!」

「はぁ~い。あんまり怒ってばかりだと、皺増えるわよ~?」

「さっさと行きなさい!!」


渋々と出掛けた赤ずきんちゃん。

むしろ、赤ずきんさん。

お色気ムンムンで、ちゃん付けとか似合いません。


「もぅ。さっさと行ってイイ男見つけよ~っと♪」


お母さんの注意なんてなんのその。

そもそも素直に聞いていれば、そんな注意されるはずもないですしね。


「あら。ステキな水場はっけ~ん♪ここでお昼食べちゃいましょ。

 病人の家で食事するのもなんだし」


そんな赤ずきんさんを森の影から狙っているオオカミさんが。


「おぉ!稀に見る上玉じゃねーか!!これを逃したら男が廃るってもんだよなぁ」


ジュルリ


赤ずきんさん、見事にオオカミさんにロックオンされてしまいました。

まぁ、森の中に女性が一人でいたら危ないですしね。


「この先には一軒しか家はないしな。多分、そこに用事があんだろ。

 よっし!先回りして・・・くくくくっ」


オオカミさん、ゲスい笑いが零れまくってます。

そうと決まれば善は急げ!とばかりに、(はや)る気持ちを持て余しながらオオカミさんは走り出します。

さすがオオカミさん。足が速いです。

あっという間にお祖母さんのお家に着いてしまいました。


あ。赤ずきんさんがお祖母さんの家に到着してしまいました!

大丈夫でしょうか?!


「お祖母ちゃ~ん?大丈夫~?お見舞いに来たわよ~」

「ゴホゴホっ。おや。ありがとうねぇ。」

「声ガラガラじゃない。大丈夫なの?」

「風邪が咽喉にきたみたいでねぇ・・・」

「それに何?耳が変よ?もっふもふよ?」


なでなで


なんだか赤ずきんさんの触り方がやらしいです。


「ふわっ?!えぇ・・貴女の声が聞き取りやすいように進化したみたい」

「変な進化の仕方したわねぇ。それに、この大きなお口はなぁに?」


さわり ツツツー


さっきからやらしいです。


「ふぉっ!この口はなぁ・・お前を食べるためだ!!」


ガバァ!!


赤ずきんさんに襲いかかるオオカミさん!

食べられてしまいます!

逃げてー!!


「あら。いい男じゃない♪」

「へ?」

「ふふふ。ちょうど暇していたの。楽しみましょう?」

「え?いいの?マジ?」

「あら?自信がないのかしら?なんなら私が楽しませてあげてもよくってよ?」

「言うじゃねーか。俺様のテクを舐めんなよ!」

「ふふふっ♪それは楽しみね」


・・・・・・・


・・・・・・・・・


「ん~。すっきりしたぁ~♪」

「お前、どんだけスタミナあんだよ・・・。俺様の方が先にバテるとは・・・」


ずーん


地味に凹むオオカミさん。

これではどちらが食べられたのかわかりませんね。


「そういえば、うちのお祖母ちゃんはどうしたの?」

「あ?あのババアなら死に掛けてたからな。近くにいた猟師に頼んで医者の所に運ばせておいたぜ。」

「あら。ありがと」

「あんな重病になるまでほっとくってどんだけだよ。年寄りは大事にしろよな」

「そんな事言われてもぉ~。こんな森の奥で一人で住むって譲らないお祖母ちゃんが原因だしぃ~」



ー終われー

キャラが立ったのでシリーズ化。てへ☆

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