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記憶の鎖  作者: 空き缶
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第一話:なんだかよくわからない学校生活の始まり

第一話


一年六組。

そんな看板が見えてきた。

遅刻寸前になりながら、俺はそこを目指す。


「とうちゃく!」


とか叫びながら入っていった。だがそこには誰もいない。


「なんでじゃ〜!!!」


黒板をみる。


「  遅刻したやつにはひどいことがおこります   」

「  今日は入学式なので早めに来なさい    」


こんなとこに書いてわかるか!!!

とりあえず体育館に俺は向かった。

何か大事なことを忘れながら。




体育館に着いたとたんスピーカーから声が流れた。


「新入生代表市ヶ谷くん。今すぐステージに来なさい!」


って俺じゃん!!!忘れてた!!!

脳内で叫びながら走り出す。その間にないようは考えておいた。


「ただいまつきました!ついでに眠いです!」


なぜか自分の体調を暴露しながらステージで叫ぶ。

先輩・先生方のしらけた目を見たらテンションが急激に下がった。


「すいませんでした。以後気をつけます。」


一応謝る。本心は眠い!の一言につきる。


【新入生代表、市ヶ谷空君!】


なんか喚ばれた・・・、って違う!呼ばれただよ!とか変なところにつっこみつつ、壇上にあがっていった。


あいつって頭いいの?さぁ、よくわかんないけど200中195とからしいよ?

まじでか!?


そんな声が聞こえてきたが、軽くしかとした。

そして新入生代表の挨拶をなにもなくふつうにすませた。




「一年七組」

そう書いてある教室が見えてきた。後一組。それで俺のクラスにつく。


「はぁついた〜!」


毎回叫んでる気がしなくもないが、とにかくついた。

一番乗りみたいだ。俺のテンションは教室をみると低くなる。

特に理由はない。


「俺の席はっと・・・。」


とりあえず見つけた。窓際の後ろの方の席。一瞬俺はどんな順番で席が並んでいるんだ?とか思ってしまった。

どうでもいいことは忘れて、寝た。


もう二度とみたくない・・・。



「ん・・・がやくん・・・市ヶ谷君!」

「おわっと!」


意識が急激に覚醒した。その原因を探ろうと四方をみて、右をみたときに原因を発見した。

女子が驚いた顔をしてこちらをみていた。だが視線が前からも来ていた。どうやらSHRの途中だったようだ。


「すいません。」


とりあえず先生に謝っておき、隣のやつに聞いた。


「なにがあったの?」

「え〜と・・・、ごめん!」


何故かいきなり謝られる。

名前も知らない人に謝られるのは、気分が良くないのでいろいろと聞いた。


「え〜とまず名前を教えてくれるかな?それとどうして謝ってるのかを。」


じっくりみてみると結構かわいい。

じ〜っとみながら待っていると、なぜか顔を赤くしながら答えた。


「私は川島瞳。市ヶ谷君を学級委員に推薦しちゃった・・・・。ごめんね。」


どうやらそんなことだったらしい。俺は別にどうでもよかったので、わかったと一言いい、HRがちょうど終わったので

前にいるやつと話し始めた。


「お前どこ中出身?」


そんなことを聞かれても答えられない。


「え〜と、言っても知らないだろうから、言わないでおくよ。」

「そうそう!この学校の三年先輩に超かわいい人いるんだぜ!」


あんまその手の話は好きじゃない。でものっておく。


「どんな人?写真ある?」

「もちろん!隠し撮りしたぜ!」


そんなことをするのは罪ではないのだろうか?

肖像権というものはこの学校の中にはないのか?

そんなことを考えている間に、彼はケータイを開く。

校則破りもやっている。俺はケータイを持っていない。

まぁ、俺はそんなの気にしないが。


「ほらこれ!かわいくね?」

「確かにかわいいけど。え〜と名前は霧月先輩?というよりこれほど高感度の写真どうやってとったの?」

「体育館で。生徒会役員だし、撮りやすかったぞ!」


心の中でため息をつく。こいつは馬鹿だ。

日本全国どこに入学式の時に写真を撮る馬鹿がいるのだろう?


「みんな撮ってたから、まねただけだけど。」


全員そんな症状か!




とりあえずその日の授業が終わり、トイレに行った。

トイレの個室に入り用を済ませてでようとしたところで、どやどやと7・8人の男子が入ってきた。

明らかに怪しい。おかしい。俺は個室を出ないで聞き始めた。


「おい、霧月を呼び出す場所は体育館裏でいいな?」

「ああ。おとりのやつもいることだし。」

「俺らにさからうやつは、あまりいないだろ。」

『じゃあ行くぞ!』


じゃあってことはこれからかな?止めに行った方がいいのか?

体育館裏ってひねりなさ過ぎだし。つーかどこだよ!


「そんなことより急いでバックを教室においてきて、そっからいくか。」


あくまでマイペース。なんて言っていられないはず。

まぁなんかやられたときは、社会的に消せばいいし。


「なんて考えるなよ俺!」


と一人で叫んだ後走って体育館裏に行った。

体育館裏に行ったら、ちょうどはじまったとこだったらしい。

いろいろと男たちが口責めをしていた。

そこへ俺は一人に向かって跳び蹴りをした。


「先輩!早く逃げて!」


その声に反応した先輩は、どっかへ走っていった。

そしてこいつらは霧月先輩のことを忘れて、俺の方へ怒りのオーラをだしていた。


「てめーよくもやったな!」


等々いろいろセリフをはきながら、俺を殴る蹴るの暴行を始める。

診察代のことを考えると後ろめたかったが、この場合は殴られた方が得策かと思い、ただ殴られる。

おそらく数カ所骨折しただろうが、気にしない。とりあえず人を守れただけでよかった。

でも、殴る蹴るに女子が入っていたのは、悲しかった。なぜだかわからないけど、悲しかった。

起きあがろうとして、体に痛みが走った。おそらく肋骨にひびが入ったのだろう。


「はぁ。体中いてー。ま・・・もうちょっと寝るか。今日バイトないし。」


そんなことをつぶやいて、寝っ転がった。その瞬間声をかけられた。


「大丈夫?思いっきり怪我してんじゃん。ほら寝っ転がってて。」


俺は驚いた。目の前にいたのが悪名・・・ではなくて名高い?霧月先輩だったからだ。

ガーゼで傷口を拭いているらしい。


「きりづふぃふぇんふぁい?俺なら大丈夫・・・じゃないですね。」


一応見栄を張ろうとしたけどやめた。俺はなぜかうそをついても、ばれてしまうらしい。

一瞬にらまれた。怖い。でもそのにらんでいる顔も、すごくかわいいと思う。

怪我をしているのにのんびりしていると我ながら思った。


「助けてくれてありがとう!危なかった〜〜〜。それとさっき失礼なこと考えてなかった?」

「考えてませんよ?(なぜばれているんだろう?)気にしないでください。ぼくが弱いから蹴られたんで。」


一応さしあたりのないことを言っておく。失言に気づかず。


「ぼく?さっきまで俺って言ってなかった?まぁいいけど。」


やばい!ぼくって言っちゃった。どうしよう・・・。なんかガキっぽいとかいわれちゃいそ


「かわいいよ?ぼくって言っているほうが。」


そんな不安を、一瞬にして先輩は蹴散らしてしまった。

ぼくの心も少し解かされた。


「ありがとうございます。先輩。」

「ありがとうを言うのはこっちの方よ!ありがとう!」


先輩はそういった瞬間抱きついて来た。


「うわぁ!!!」


とっても驚いた。


初投稿ですけど下手なので批評ばんばんやっちゃってください

ではよろしくお願いします

とりあえず更新は週一か半月に一回です

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