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私の彼氏は人気俳優でVチューバーです?  作者: 秋原かざや
本編

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4/12

神からの素晴らしき賜り物

 僕は決めていた。

 前々から、ずっと目を付けていた、未来さあやさん。いや、ここでは、未来さあや様と言わせてもらう。

 なんというか、その神絵師様が書く、イラスト、作品、全て素晴らしい!!

 前にSNSで、いつかVチューバーのイラスト担当してみたいって言ってたから、いけるって思ってる。

 けど、気持ち悪いって言われちゃったらどうしよう?

 あああ、発注出した後で、ダメって言われたら俺、落ち込むかも。

 ただでさえ、もうダメっぽいのに。


「はぁ……」

 パソコンの前で思わず、ため息をついてしまう。

 あ、ちなみに事務所というか、その辺は親父がやってるからさ、親父に直談判したわけよ。


「俺にVチューバーやらせてください!!」

 って、死ぬ気でお願いしたら、なんとか許可得られました。

 ……代わりに、明日やれって、無茶なこと言ってくるし。そんなん無理だよな……。


「はぁ……」

 もうダメかな……って思った矢先だった。ぴこーんとメールが届いた。

「まさか、さあや先生からラフが来たってわけじゃ…………………………!!!!!!!」

 ぶしって、鼻血が出てしまった。

「ちょ、待って、落ち着け俺」

 テュッシュティッシュ。ふうう。落ち着いた。


 …………え? ラフ? 神からの……ラフ? 神スピードじゃないか? えっ? 今俺、夢見てる?


 深呼吸して、もう一度、見た。一応、鼻にティッシュ抑えて。


「あ、だめ……え、ナニコレ……解釈一致。いやそうじゃなくて、うわ、このアクセすげえ、待って、衣装すげえ……いや、顔すげえ……いやいや、待って、さあや先生、マジ神? 神だよ……えっ!?」

 しかもラフに色もつけてくれてるし……うわ、いいじゃん。これで行けるじゃん!!


「はぁ……はぁ……マジで凄い……やば。無理かと思ったのに、行けるじゃん。やった。親父に一泡吹かせられるじゃん!!」


 これはもう、神に貢ぐしかない。10万追加? いや、20万振り込まないと。

 あ、ラフ使わせてもらいますっと返信して……うわ、秒で使うなって来ちゃった。

 でもさ、こっちもいろいろあって……無理。使わせてもらいますっと。


 そしたら、数十分後。

「ぐはっ!!!!」

 思わず、胸を抑えてしまった。


 いや違う。頬をつねって、思わず確認してしまった。夢じゃない。

「え、さあや先生……神過ぎる。神越えてぱおん……いや、これ、すご……凄すぎ……死ぬ……いや、え、さっきまでラフだったよね? えっ……??」

 完成品が来て、僕は死にかけたが……けれど、これで勝ち確だ。

 ありがとう、ありがとう、未来さあや神様!!!!



「やあ、初めまして! 俺はシドっていいます。ああああ、すっげー嬉しい。ずっとさ、こういうヲタク的な話がしたくてしたくて死にかけてたからさー、というわけで、さっそくゲーム配信していいよな? 俺のプレイ見て白目向くなよ。ふふふ、まずは、このサバゲ―やる」

 ディスプレイにゲーム画面が映る。

「うっわ、興奮する。やっばい、アドレナリンどばどば。うっはー。あ、難易度どれにする? どれでも行ける。お、じゃあ、ハードで行くな。ふふ、行くぜ……」

 俺は楽しくゲームをやる。うっわ、初見だけど、すげえ、楽しい。ほうほう、かなりこれムズイ。けど、楽しい。

 うっわ、へえ、こんなことするんだ。うわああ。死にそう、けど楽しい。

 あああああ、俺、今、ゲームやってる。コメントやば。ゲームヤバ。

 うっはああああ、こんなに楽しいのって……。


 未来さあや先生のお陰だよ、ありがとう、さあや先生!!

 今、俺……輝いているっ!!!!


 こうして、ぶっ飛んだ俺のVチューバー配信が、めっちゃ伸びたのは言うまでもない。

 ホントこれも、さあや先生、いや、さあや神様のお陰だよ、ありがとう、ありがとう、先生っ!!!!



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