表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、妹が許婚になった。  作者: 猫飼 ねこ
許婚とメイドちゃんと同棲
5/8

第五話 許婚⁈

一日の休暇をもらいましたねこです

しばらく家で引きこもっていたせいか久しぶりの学校ってつかれますねw

こんな形でたまに休暇をもらうときがあるかもしれません

では本編をお楽しみください!

 お互いの意見を尊重してどうにかする方法......あれしかない!! そうとっさに思い付いた意見を口にだす


「こ、ここは一旦保留ってことじゃだめですか? ほら、僕と夏帆はまだ結婚できる年じゃないし......」



「そうじゃな......確かに結婚は早とちりしすぎたかのう?」


「たしかにのう、では一旦は《《許婚》》というのはどうじゃ?」


「それは、いいのう、それで行こう」


 と二人で納得したように話し合っていた。


 一方、颯詩と夏帆の両親は現当主の老人二人に逆らえるわけもなく、ただ、はじで見ているしかなかった。


「はぁ、疲れたな」


「そうですね......」


 その後、現当主が舞い上がりその場で高級寿司の出前を頼み、そこで夜ご飯を済ました。


 そして家に帰ってきたわけだが夏帆の様子がずっとおかしい。


 いつもはもっと大胆なのだが今は比較的控えめだ。まぁ理由は大体想像がつく今日の「私は別に構いせんけど」という一言だろう。実質結婚してくださいと言っているようなもんだもんな。


「それにしても、許婚かぁ......俺たちこれからどうなるんだろうな?」


 何気ない一言だが夏帆はまだ引きずっているようで顔を赤らめて少しためらいながら返事をする。


「許婚なんですし、しし将来、けけ結婚するんじゃないですか」


 何を思ったのか俺は唐突に夏帆にちょっとしたいたずらを仕掛けたくなり、顔をまだ赤らめている夏帆に聞く。


「《《結婚》》かぁ......夏帆は《《俺と》》結婚してもいいんだよな? 今日そう言ってたし」


 いかにもわざとらしい質問だが、恥ずかしさゆえか夏帆はまんまとつられる。


「う、うるさいです。 あれは忘れてください!」


「えぇあんなに堂々と言ってたのにぃ?」


「だからそのことは忘れてください!」


 そう言いながら夏帆はこれ以上何も言わせまいと俺の口を手で押さえようと飛びついてくる。


 その力が強かったのか俺の体幹が弱かったのかそのまま押し倒される形となった。


 その直後夏帆は何を思ったのか、にぃと笑い俺の両手を抑える。

 

 そして俺の耳元で優しく囁いてくる。


「兄さんって妹相手に押し倒されるほど弱いなんて情けないですね」


 っく! これは最近流行ってるヤンデレ彼女のシチュエーションボイス的な展開かよ

 そんなことを思いながら焦っている俺を見た夏帆が追撃を加える。


「あんまり調子乗っていると、兄さんのその生意気な唇をふさいじゃいますよ?」


 目を合わせ顔を近づけながらそんなことを言われると落ちない男子がいるのか? しかも、学校内でも美人で可愛いと有名な妹属性の夏帆なら尚更だろう。


 っう、不覚にもドキッとしてしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ