第8話 関係者その2
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☆千賀翔視点
俺の名前は千賀翔。誰に向かって名乗ってんだとか、メタいことは言わないでくれよな!
まあ、そんな冗談は置いといて。現在時刻は1時、俺は親友の家のテーブルで2人の美少女と向かい合わせで座っている。ちょっと待て。これどんな状況?朔夜のやつはどこへ行ったんだ。とにかくこのままでは気まずすぎる。朔夜、ヘルプ!
時は30分前に遡る……。
俺は先程、親友である朔夜に家に来るように言われ、ちょうど今向かっているところだ。まあ正確には朔夜の携帯を使って電話をかけてきた人物は女性だったが。それも口調が少し男っぽかった。もしや、彼女とか?ついにあいつの魅力に気付いてくれる人が現れたということなら俺も嬉しいなぁ。
よし、まだ時間あるしそこら辺のコンビニにでも寄ってお祝いのスイーツでも買っていくとしよう。無類の甘いもの好きの朔夜なら喜ぶだろうな。
そうして俺はコンビニで買ったショートケーキを手に朔夜の家へ向かった。この時はウッキウキだった。
家に着いた。いざ、チャイムを押す。出てきたのは昨夜ではなく女性、それもかなりの美少女。もしかしてこの人が朔夜の……、
「よぉ、翔。よく来てくれたな、まあまずは上がって話を聞いて欲しい」
ん???この声と喋り方は先程電話をくれた女性で間違いないだろうが、なんかすげぇ距離が近いし、いきなり名前呼びだし、呼び捨てだし……。
まあそういう人なんだと思いここは納得しておく。親友の彼女(かもしれない人)に失礼なことはできないからな。
「はい、わかりました」
返事が固くなってしまったがそれは仕方ないだろう。自分で言うのもなんだが俺はまあまあ見た目は整っている方で、女子に話しかけられる機会は少なからずある。だが、こんな美少女にいきなり迫られたら誰だって緊張はするだろう。そう、これは仕方ないのだ。
この美少女は俺の返事を聞いて少し怪訝そうな顔をした後、頬を少し緩ませた。楽しそうに。
え、俺今もしかしてバカにされた?初対面で距離の詰め方バグってるやつに、煽られるとは。
とりあえずその美少女に案内され、リビングに迎え入れられた。
え、なんかすでに美少女が椅子に座っているように見えるんだが、これって気のせいですか?さっきの俺を出迎えてくれた方は……、俺の隣にいるか。び、美少女が2人いるなんて聞いてないぞ。そもそも美少女がいることすら聞いてないけどな!とりあえずこの地獄へ招待しやがった朔夜ァ、お前は許さん。
だがそんな俺の心情も椅子に座るよう促されると、一瞬のうちに静まってしまうのだった。
そして現在に至るというわけだ。
「初めまして、私は来栖佳奈と申します」
やっとのことで向こうから話を切り出してくれたが、当の俺は、「あ、この人は普通の喋り方だ」とそっちに意識が向いてしまっていた。
とにかく、俺からも自己紹介をする。
「初めまして、千賀翔です。朔夜の親友です、一応」
「ではいきなりですが、説明を始めさせていただきますね。」
「ちょっと待ってください。まだそちらの方の紹介を伺っていないのですが……」
そうして俺は男口調(仮)さんの自己紹介を求めた。すると来栖と名乗った方の美少女が驚いたような顔をして、男口調(仮)さんに向かって言った。
「まさか、まだ説明してなかったんですか?」
すると、男口調(仮)さんは、
「いや、ちょっとドッキリのつもりで……」
「これ、大事な話でしたよね?全く……」
来栖さんはやれやれ、といった様子だが俺には2人のやりとりが全然理解できていない。
「どういうことですか?」
「俺が朔夜だよ、翔。さすがに喋り方だけじゃ気づかないか」
え?ドッキリってそういう?朔夜が女装ってこと?いやでもそれだとその声に説明がつかないよな。
「有栖川さんはもう大人しくしていてください。そんな説明では余計に混乱させてしまうだけです。私から説明させてください」
そうして俺はかれこれ30分以上かけて説明を受けた。その話の内容は、意味はわかるのだが小説のような話であった。うん、やっぱ意味わかんねぇわ。まあとりあえず俺が呼ばれたのにはワケがあって、簡潔にいうと朔夜の協力者になって欲しいということだった。
まあそれはいいのだが、一つ問題がある。俺はさっきまで、少なからず朔夜(女体化)を美少女だと思ってしまっていたし、ドキッとしなかったといえば嘘になる。
まあ俺はノーマルだから、何も問題はないが。ないよな?
「続きが気になる!」
「いたずらっ子朔夜ちゃん!」
「翔くん頑張れ!」
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