第4話 説明を受けることになった
無名作者の初作品が投稿1日目にして多くの方に読んでいただき、非常に嬉しく思います。これからも何卒よろしくお願いします。
「それでは遅くなりましたが本題に移りましょう」
遅くなったのはあなたのせいでしょうとひとこと言ってやりたいけど我慢だ。
「有栖川さんは急性性転換症が発症したと言って間違いないでしょう」
まあそうだろうな。そのことはこの体で十分に理解できた。別に変なことはしていないぞ。
「まず、今後の生活についてですが、有栖川さんには2つの選択肢がございます。1つ目は、急性性転換症が治るまでの間、国家の研究に協力していただくこと……」
「治るんですか!?」
俺はそのひとことに食いついた。一生このままなんて嫌だが、治らないことも少しだけ覚悟していたのだが……
「はい、もちろん治りますよ。この病気はホルモンバランスが不安定な高校生に多いので、1年ほどで自然に治るんですよ」
なるほど。それならまだこの状況を受け入れられ……。
「ただ……」
な、なんだか、不穏すぎる気配がするが、俺は問いを重ねる。
「ただ?」
「ただ、急性性転換症に発症すると、性転換の際にホルモンのバランスは一度再構築され、一年ほど経った時にもう一度形成されるのです」
ん?なんだか話が難しくてついていけないぞ。
「と言うと?」
「簡潔に言うと、有栖川さんの一年後の性別は、これからの生活次第で変化します。もーっと簡潔に言うなら、男になるか女になるかは有栖川さんの行動次第ってことです!」
は?いやいや、そんな元気いっぱいで言われても意味がわからない。いや、今度は内容は理解できているのだが、頭の整理が追いつかない
「大丈夫です!私たちの研究にご協力していただけるなら、絶対に男性に戻れるでしょう。多少強引な方法になってしまうかも知れませんが……」
おい、今最後の方、なんか物騒なこと言ってたよな?人体実験とか冗談じゃないぞ。
「ちなみにその方法と言うのは?」
「まず、性別の変化を決定する要因は至ってシンプルです。それは、」
ゴクリ。それは、
「ずばり、男性と女性のどちらに多くドキドキしたか、です!」
案外拍子抜けだな。女にならともかく、男である俺が同じ男にドキドキすることなんてあるわけない。勝ったな。もろたで○藤(言いたかっただけ)
「強引な方法というのは、私がお相手しますとだけ言っておきます。何がとは言いませんが少々過激になってしまうかもしれませんね」
うん、前言撤回。何も勝ってないわ。むしろ俺の貞操が完全敗北する未来が見える。しかも来栖さん、さっき何を完全にナニの方のニュアンスで言わなかったか?もはや俺の中で来栖さんのその気については、疑うところがないぞ。
「そ、それはできれば遠慮しておきたいですね」
「チッ」
おいおい、今この人舌打ちしなかったか?
「えーと、一応もう一つの選択肢も聞かせていただけませんか?」
「そうですね、こちらはあまりおすすめしませんが、仕事ですので仕方ありません。では二つ目の選択肢について説明いたします」
「来栖さんがおすすめしない理由とは?」
「え、戻れるかわかんないの?」
「残念系美人の闇が垣間見える……」
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