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コント

作者: 森羅解羅

   A・・ボケ   B・・ツッコミ  


二人「「はい、皆さんこんにちはー!」」


A「いやー、コロナで嫌なニュースが飛び交ってますね!」


B「僕たちもそんな憂鬱を吹き飛ばすようなお笑いを届けたいと思っていましてねー、外出自粛で友人に全然会えなくてストレス溜まっている人、多いんじゃないんですかー?」


A「自分はYoutube配信で、投げ銭こないか毎日生配信してました」


B「脳内お花畑っって言葉知ってるか、A?ところで、Aは最近友人と会ったりした?」


A「オンライン飲み会はあったけど、直で会ってないんですよねー。去年会ったときの話が盛り上がってまた集まろうって話したぐらいですね」


B「あー、たしかお前去年が新社会人だったよな」


A「そうなんですよー。あ、この話してもいいですか?」


B「うん、いいよ」


A「僕に友人二人いるんですけど、区別しやすいようにゴリラとチンパンジーって名前にしときますね」


B「いや、友達のあだ名!友達かわいそう」



A「入社の内定も決まったし、ちょうど新居に荷物が届く日が僕の誕生日と近かったんですよ。そのことを友人達に話したんですけど、そしたら、手伝いに行くよって友人二人が来てくれることになったんですよ」


B「おお、友達優しい!」


A「そうなんですよ、僕も有難いな~と思って、新しい住所教えたの。で、当日友人二人のゴリラとチンパンジーが予定の1時間遅れで新居にきてくれたんですよ」


B「ほー、段ボールが一杯の部屋に、荷ほどき手伝いに。いい友情ですね~」


A「で、引越し作業お願いしようとしたら、ゴリラとチンパンジーは休憩してから荷ほどき作業やろうって話になったから、僕トイレに行ったんです。その後にちょっとしたことが起きたんだけど、それを再現するために、B、トイレからリビング戻った僕のマネしてくれん?盛大にクソしてきました感じで、イケメン爽やか風に」


B「いや、う〇こして爽やかさもねーだろ。まあ、やるけどよ――。

—―トイレ行って、ああ、スッキリしたー」


(Bがドアを開けるフリしながら、部屋へ入る)


A「誕生日おめでとうー!!祝杯のパイ投げ!」


(顔面にクリームたっぷり浴びたB)


B「いy、A、お前、なにこれ!」


A「いや、これが友人からの、祝いのセレモニーでさあ。しかも、スマホムービー付き」

(ゴリラがパイ投げ、チンパンジーがムービー係だった)


A「そのあとゴリラとチンパンジー二人にバースデーの曲唄われた」


B「お前は顔に白いクリームをボタボタ付けられたままでか?」


A「うん」


B「祝いのセレモニーって、普通お祝いだったら、花とかじゃないの?」


A「いや、花の方がもっと怖い」


B「え、なんで?」


A「バイトの店内で歓送迎会があって、僕がお酒で酔いつぶれて仰向けで寝てたら、友人たちが壁に飾ってた花束を俺の顔面周辺に囲って、「俺達の白雪姫」ってタイトルで写真撮られてた」


B「おお――、それはキッツイな」


A「そのあと3ッ日間、僕のあだ名は”白雪姫”でした・・・・」


B「それはお気の毒に・・・。で、話を戻すけど、パイ投げされたあと風呂場直行したの?」

(顔についたクリームをタオルで落としながら訊くB)



A「いや、パイというボケをツッコミ回収せず終わるのは関西人の恥だから、僕が大学のころに悪ノリで買った大仏のマスクを引っ越し段ボールの中から出して、被って、横に予備として置かれてたパイを投げようとしたらさ、」


B「何があったんだよ」


A「ゴリラとチンパンジー、それぞれ家から持ってきた武装でパイをまた投げてきたんだよ。ゴリラはアイドル・アニメオタクだから、ペンライトと祭りで売ってそうなカードキャプターさく〇のお面、チンパンジーはサバゲ―が趣味だから黒の布スマスクしてモデルガン(小型銃)でBB弾打ってきた」


B「さすが、お前の友達。やることが小学生レベルだな」


A「で、結局、大量の段ボールがある部屋の中でパイ投げ合戦した去年の衣装で、最近オンライン飲み会したんです」


B「盛大にカオスだね。で?そのあと、どうなったの?」


A「パイ投げで汚れまくった服を脱いで、新居の風呂場でシャワー浴びて、着替えて、お腹が空いたから三人で飯食べにラーメン食って、もう夜になってたからゴリラとチンパンジーと外でそのまま別れた」


B「森に帰ったわけか。で、結局お前の引っ越し作業すすんだわけ?」


A「いっさい引っ越し作業してない。逆に新居に置かれた段ボールがパイ投げのクリームだらけだった」


B「お前嫌われてね――!??」





             おわり



次回:『ソーシャルディスタンスを守って!?水鉄砲バトル編』

B:「いや、続くの、コレ?!」



(注:続きません)

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