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読書領主の英雄譚  作者: 三雲竜也
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ルークの奥の手

ルークの奥の手


「何が起きたんだ!」

ネロは叫んだ。おとといの落ち着きはもうない。


「粉塵爆発ですよ。初めて見ましたか?」とルークが近づきながら種明かしをした。

ルークに続いて多数の兵士が敵に突撃する。

部隊が瓦解したアレスタニア軍はどんどんと押されていく。


「貴様がルーク・シルベスタインか?」


「ああ。そうだよ、英雄殺しネロさん。」


「貴様もお前の父のようにしてやる。」とネロはルークに向かって駆ける。

剣と剣がぶつかり合う。

「別に君に対して怒りは抱いていないよ。」


「なに!」


「君に対してなにかを思うほど、君には興味がない。最初は君には期待したんだけどね」


「戦いの最中に戯れ言を喋れるとは余裕だな!」


「本当に余裕だから仕方ないじゃないか。」


「なら考えを改めさせてやる。」


「フレイム」「サンダー」

ネロが次々に魔法を繰り出す。


「ふーん。この程度か。」


「なんだと!」


「じゃあ次は僕のターンだ。」「旋空」

ネロはかすり傷こそ負うが、致命傷は負わなかった。

そして急接近した。

「炎の剣」「雷の剣」「逆さ雷」

ネロが複数の魔法を繰り出す。


しかし「マジックキャンセル」

ネロの魔法陣は破壊された。


「なに!」

そしてネロに旋空が飛ぶ。ネロは肩に深手を負った。


「ムール橋に向かえ!」「撤退だ!」

「あっちにはカーレナー司祭の部隊がいる!そこで体制を立て直す!」

アレスタニア軍はムール橋に向かう。


「追え!」シルベスタ軍はそれを追う。


「ネロ様前方に敵部隊です。」

「これくらいなら押し切れる。」

「突っ込め!」


「マリス様。敵部隊がきています。敵部隊の後方にはルーク様の部隊が」

「追われているようだね。しかし僕の部隊は弓兵が多いから、接近されたくないね」

「仕方ない。迎え撃つ準備を!」


マリスの部隊とネロの部隊がぶつかる。

しかしマリスの部隊が押され始めた。

「もう持たないか。」

「マリス様、ルーク様の部隊がきました。」

再び、戦況が変わる。しかしそれでもアレスタニア軍を倒しきれない。


そこに

「ネロ様、敵増援です!」

「なに!まだそんな部隊があるのか!」

「敵は王国第五部隊です。」

「なに!」


「ルーク様お待たせしました。」

「ああ、スフィアお疲れ様。」


おととい

「君に頼みたいことがあるんだけど。」

「王国から部隊を派遣してもらえるようにしてくれるかな。」


現在

第五部隊の到着で完全にアレスタニア軍は崩壊した。


「くそ!この俺が負けるなど。」


「さあ、君にはそろそろ舞台から降りてもらうよ。」とルークは歩み寄る。

「旋空」

ネロは倒れた。
















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