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読書領主の英雄譚  作者: 三雲竜也
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ルークの恐ろしさ

ルークの恐ろしさ


アレスタニア軍陣営

「あちらはどう出てくるか。」

褐色肌で若いが目つきの鋭い男が喋る。

「さあ、相手は王国最弱読書領主と呼ばれるくらいですからね。」

こちらは白い服をまとい見るからに司祭と思われる男が喋る。

「ふん。噂によれば、部屋に引きこもっているらしいからな。ハッハッハ!」

大柄で野盗らしき男が喋る。


「油断はするな。敵は領主だけじゃないぞ。」

「そうですね、あちらにはロランという騎士がいますからね。」

「まぁ。カレドアを倒したネロ様がいればなんとかなりますよ。」


「明後日はムール橋の北方から船を用いて俺が渡川し側面から斬り崩す。」

「カーレナー司祭とギレオはムール橋正面から攻撃しろ。」

「南方からも一部攻撃させろ。」


「なぁ司令官さんよ。この戦いで俺たちが勝てば、俺たちに報奨金ちゃんと渡してくれよ。」


レオレシア王国歴800年4月10日

ムール橋で両軍がぶつかった。

「ルーク様、敵部隊とロラン様の部隊が交戦を開始しました。」

「他の敵部隊の動きは?」

「やはり少数ですが南方からもきています。」

「まぁ予想通りですね。」

「ルーク様。前方から敵船」


「弓兵構えろ。放て!」


「ネロ様大変です。前方敵影。」

「なんだと!」

「うわぁ〜」

戦場に悲鳴がこだまする。

「狼狽えるな!」「陸に上がれば大したことはない!」

「接岸します」


「弓兵第二防衛線まで後退!魔導部隊用意しろ!」


「さあ。陸に上がれば奴らなど敵ではない、かかれ!」

川から上がった兵士たちはある異変に気がついた。

地面が妙にヌルとしているのだ。

「これは油か。まさか!」


「ふ。かかったね。魔導隊、炎魔法を放て!」

「火炎球」


・・・・「ドカーーン」

敵兵士たちは炎に包まれた。

「ネロ様。こちら死傷者多数です。」

「こうなって引けるか!」

「突撃だ。相手は魔導師と弓兵だ。近付けば勝てる!」

「それよりもなぜシルベスタに魔導師がいる?」


「敵部隊被害甚大。やりましたね!」

「でもどうやってあれだけの魔導師を集めたのですか?」


「簡単なことさ。そもそも僕は魔導師部隊を秘密裏に持っていたんだから。」

「僕の従者スフィアも魔導師だよ」

「それより油断するな!」

「ルーク様。敵突撃して来ます。」


「あれ持ってきて。」

「さあもう一度踊ってくれよ。」


「もうすぐだ。奴らを蹴散らすぞ。」

「ネロ様!袋が投げられました!」

「なに!」


「魔導部隊、袋に向けて炎魔法を放て。」


・・・「ドカーーン、ドカーーン、ドカーーン」


「何が起こった!」ネロの目の前には、大量の死体が転がっていた。











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