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読書領主の英雄譚  作者: 三雲竜也
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作戦会議

作戦会議


ギガリオ討伐戦の翌日、家臣とルークで作戦会議と国の今後について話し合った。

「まさか領主の実力がここまでとはな」と

つい昨日まで領主の実力を疑っていたグスタスが言った。

「能ある鷹は爪を隠すですね」「ルーク様らしいやり方だ。」とマリスが言った。


「そんなに褒めても何も出ないよ」

「それよりちゃんと話し合おうか。」

「はいそうですね」とロランが口を開く。


「内政はどうしましょうか?」

「今まで通りでいいと思うよ」

「それよりアレスタニアの動向は?」


「はい。ムール橋の手前まできています。もうじき侵攻を始めるかと。」

ロランは現状を説明した。

「アレスタニアは魔導国家ですから正面からだと厄介ですね。」


「確かにそうだね。」「マリス、君はどこから来ると見る?」


「そうですね。ムール橋南方の一番浅いところからだと思います。」


「いやちげーよ。ああ言う奴らはな裏をかいて北方の二番に浅いところだよ。あそこは

流れは速いが渡れないことはないからな。」「そうおもわねぇか。領主様。」

グスタフが自慢気に言う。


「グスタフ惜しいな。もっと深く考えろ。」

「あそこは川から上がりにくい。つまり大軍で押し寄せることが出来ない。」


「ほら、やっぱり脳筋じゃ無理ですよ。」

「なんだと!」

「喧嘩はよさないか。」


「静かにしてもらえるかな。」「僕話してるんだけど」

「すみませんルーク様。」


「僕はグスタスが言ったところの少し北の所だと思う」

「あそこは深くて渡れませんよ」とマリスは言う。


「それは歩いてでしょ。船使えば余裕だよ。」「だからあそこには、僕の部隊を配置する。」

「念のため、君たちが言ったポイントにも部隊を置く。」


「一番浅いところには砦も建てるようにして」

「ですがそれでは待ち伏せになりませんよ。」

「あそこには少しの部隊しか配置しないから張りぼてが必要なんだよ。」


「承知しました。」「我々の配置はどうなんですか?」


「マリス、君には二番目に浅いところを守ってもらう。」


「後の二人はムール橋を死守してくれ。」


「まさか!あなたの部隊だけで本隊とぶつかると。」


「大丈夫。策は考えてあるよ」「それにもう一つ策は講じるからさ。」


「そこまで言うなら。私は構いませんが。」


「じゃあ会議はおしまい。」


「君たちには期待してるよ。」


会議後、「ねぇ。スフィア頼みたいことが二つあるんだけど。」

「はい。なんでしょうか?」


「ごにょごにょごにょ」


「はい承知しました。彼女たちも喜ぶでしょう」


「さあ。楽しい物語の始まりだ。」








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