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短編

歩き続ける自分がいる

作者: アッサムてー

 絶望の中にいた。


 希望なんてなかった。


 それでも、泣き続けながら歩く自分がいる。


 否定がこわい。


 未来がこわい。


 泣き続けながら。


 絶望しながら。


 それでも、と叫びながら。


 歩き続ける自分がいる。


 叫んで、叫んで、叫んで。


 喉がつぶれるまで、泣き叫ぶ自分がいる。


 かつては、笑っている自分もいたはずなのに。


 かつては、この人生(みち)を歩くことを楽しむ自分がいたはずなのに。


 楽しくて、笑っていた声も今は通りすぎた道の彼方。


 今は、ただただ、叫んで絶望して、それでも歩き続ける自分がいる。


 歩くのを止めたら、楽になれると識りながら。


 それでも、歩くのを止めないのは。


 ねぇ、その歩を止めないのは、何故?

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― 新着の感想 ―
[良い点] なろうやってる身としては、同じ状況を何度も味わっているので大変共感できた。 [気になる点] なぜ創作をやめないのか…… [一言] 自分への問いでもある。
2017/11/01 19:22 退会済み
管理
[良い点] わかる。 [気になる点] 文学的解釈が必要。 [一言] 図書館行こうかな。
2017/10/06 09:48 退会済み
管理
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