表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

桃太郎の陥落

作者: 世界遺産

 2056年11月19日

 全日本ドーピング規制委員会は、現在行われているドーピングのネガティブキャンペーンのほかに、ドーピングを推奨する内容が含まれる物語などの流通を停止する、と発表した。今回目玉として挙げられているのは、昔話、『桃太郎』である。桃から生まれた男の子、桃太郎は元気に成長し、鬼退治に向かうことになる。桃太郎を心配したおばあさんは桃太郎をひどく心配し、きびだんごを持たせた。きびだんごの詳しい製造方法などは明かされていないが、これが現在でいうドーピングに当たるとみられている。同委員会の浦島太郎会長はこう語る。

「桃太郎はこのきびだんごを自分で服用するだけにとどまらず、動物などにも投与していて、これは悪質としか言いようがありません。『桃太郎』という負の遺産を次世代に受け継がせるわけにはいきません。」

 今まで見て見ぬふりをされてきた悪しき日本の文化に勇気を出して切り込んだ浦島太郎氏を筆者は讃えたいと思う。


週刊ジセダイ ライター 一寸法師


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ