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桃太郎と鬼と極悪世紀末ゲーム

「お、お待たせしてすみません……」

 出されたコーヒーをすする桃太郎のところへ気の弱そうなサラリーマン風の男がやってきました。

「鬼頭礼二です。よろしくお願いします」

 桃太郎は差し出された名刺を見て

「え? あのフィナンシャルファンタジーの製作に携わっておられたんですか!」

 と興奮した様子で話しだしました。

「僕、大ファンなんです! あの主人公の社長のブラックっぷり! 外道悪党なんでも来いな世界観! しかも、金が足りなくなったら金属バットとチェーンソーで銀行を襲って警官隊とロードチェイスを繰り広げる爽快感! たまりません!」

 桃太郎の興奮がうつったのか

「そうなんですよ! あの道行くお婆さんを鉄パイプでしばいて現金を奪い、警察署から札束の入ったトランクを強奪するミッション、スリルを感じるでしょ? 我々が味わってほしかったのは非日常的なスリリングさなんですよね!」

 とこちらも饒舌になりました。

 話が脱線しかけたところで桃太郎は本来の目的を思い出し

「ところで、鬼頭さん。今回は社会科見学ということですが、少しお話があるんです」

 目を丸くした鬼頭に桃太郎は話をつづけました。

「実は僕、鬼たちと共にうちのジジイとババアに天誅を加えようかと思っているんです。だって、許せないでしょ? 主人公の僕を差し置いて、飛行機の上でアクロバット決めたり、ヨーロッパで痴漢として逮捕されながらもテレビでヒーロー扱いだったり。個人的にあの二人にはこの話から退場してもらいたいんです。この世からでもいいんですけど」

 悪党の目になった桃太郎。

 ここで一つの大きな提案を鬼頭礼二にすることになりました。

 

こんばんは、星見です。

土日出勤です。人手が足りないなら増やせばいいじゃないと思う今日この頃でうが、そうもいかないようです。


ではまた次回お会いすることを祈りつつ……

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