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桃太郎と鬼とファンタジー

「ぐふふ、このロリ巨乳アイドルのグラビアはいつ見ても最高じゃのう」

 初っ端から最低なセリフを発したお爺さんは桃太郎が『果たし状』をかっぱらって家から出ていくことに気づきませんでした。

 鼻血ブーストを繰り返しているので、気付いたとしても動けないのですが。

 それはさておき、お婆さんをみたらし団子で餌付けして、桃太郎は大江戸江東区にやってきました。

 目的はもちろん、鬼たちを探すためです。

 現代の日本には人間と鬼が共存しています。

 気付かないかもしれませんが、人間たちに混じって日常生活を送っている者が多くいます。

 そして、概して彼らは温厚であり、バイオテロを起こすでもなく、地下鉄半蔵門線で痴漢をはたらくでもありません。

 桃太郎はスマホで鬼たちの働く会社をググって、その中で一番気に入った会社にもぐりこむことにしました。

 その会社はロスウェア=フェニックス㈱。かつては、フィナンシャルファンタジーシリーズやタイガークエストシリーズなどでヒットを飛ばした会社でしたが、ゲーム制作の方向性を明後日の方向に誤ったおかげで、売上激減となっている会社です。

 ちなみに、桃太郎はフィナンシャルファンタジーシリーズのファンです。ブラック企業の社長となって、悪法・違法・邪法で金儲けをするゲームなのですが、そのコス汚い手段がまた笑えるからです。

「いらっしゃいませ」

 桃太郎が本社の受付に行くと、感じの良い女性が折り目正しく迎えてくれました。桃太郎は

「第七開発部の鬼頭礼二きとうれいじさんはいらっしゃいますか?」

 とこちらも礼儀正しく尋ねます。

 もちろん名目は高校の社会科見学ということにしています。

 しばらくお待ちくださいという定番の返事を受け取った桃太郎は通された部屋のソファに座って、彼の到着を待つことにしました。

こんにちは、星見です。

なんか最近ブラック企業跋扈しまくってません? 正月に会った親戚が就職した会社がことごとくブラック(笑)。いや、笑えませんね。


そのうちブラック企業を超えたダーク企業とか出てくるんでしょうか。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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