主人公、水上夕日の０日目
全世界の名高いゲーム会社が協力して、
約10年かけて作り上げたゲーム。
間違いなく、今まで史上最高の完全フルダイブ型MMORPG。
その名もGift to God（神様への贈り物）
通称GtG。発売する前なのにtを取りGGと
言っている人もいる。
それが明日、全世界同時発売される。
発売開始時刻は2050年1月1日、
日本時間午後の5時（アメリカの深夜0時）
アメリカでは新年の一番最初に発売するためらしい。日本で良かったと思う、ホントニ。
今開示されてる情報は、
・GtGという名前の事
・MMORPGという事
・↑以外の情報が開示されていない事
の3つだけ（実質2つだね）
MMORPGというのは運営が発表したわけではない。制作に協力した会社の殆どがMMORPGで極大ヒットをしていたので、
そこから色んな人が推測しただけである。
俺はそのゲームの特集を見ながらアキバのゲーム専門店の入り口に並んでいた。
（どうせなら1番前をとりたかったけど2週間前からじゃ遅かったか…遅い訳ねぇけど）
前には1人並んでいた。こんな早く並んだことは正直なかったので暇を持て余していた。
モバイルバッテリーを10個くらい持ってきたが足りなかった。舐めてたわ。1つだけ残すため、スマホは使わないようにしていると暇すぎて死にそうだった。前の人とは2週間もほぼ一緒に寝泊まりしているので、少し話すようになった。相手は無口な方だったから怖いけど。思い切って俺が一番好きなゲームの話を持ち出してみた。
「このゲームでサブマスやってんだけどギルマスがめちゃくちゃ強くてさぁ。仲良かったんだよねこの人と。ギルマスもこのゲームやるのかな」
「…俺もやってたよ、そのゲーム。…ギルマスやってた。」
「すごっ俺もギルド作りたくても行動力があまりなくてさ無理だけどねw」
「…そのギルド解散したけど…。3ヶ月前」
「えっ…え？」
この時俺はたどり着きたくない答えに達した。俺がサブマスを努めてたギルドも3ヶ月前に解散したのだ。
「…名前は…英雄達の墓地。…解散するまではギルドランキング1位だった。(ドヤ)」
軽く煽られた気がするけどそれどころではなかった。え、じゃあこの人がギルマス？
え、いや、喋り方とか違うし、あの人有名だからなりすましってのも…
「…サブマスの復讐者αって人も行動力ない…とか言ってな…」
…俺の名前…中二病全開のときにつけた名前やん…はず…
これ言ったほうがいいのかな…顔ばれとかあるから言いたくないけど…でも俺だけ知ってるのはなんか嫌だし…あぁっこんな時もうひとりのサブマスがいたr
「あのっ」
おい悩んでる途中や話しかけくn
「私そのギルドのサブマスやってましたっ」
what？
バリバリ学生なので更新は不定期です。テスト期間とかは更新が遅くなります。
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