補記10 黒鉄の神々
◆心
恋墨 こいすみに
筆霑 ふでぬらす
心 うら
媛命 ひめのみこと
蝙蝠トーテム。
黒鉄一宮、金堀宮の主祭神。
八大神。
黒鉄の三代目にして当代だが、二代目の姉と一つの体を共有してい
る変わり種の神。また、代々筆神とも呼ばれ、書く文字に神霊を宿
すと言われている。
性格も風貌も掴み所がなく、首刈に金山一つをポンと与える気前の
よさも持ち合わせる。
左右宣に代表される卜占や禁術を得意とし、筆を執れば号けること
で様々な不思議を降らせる。
◆末
濃墨 こいすみに
筆染 ふでそめる
末 うら
媛命 ひめのみこと
蝙蝠トーテム。
黒鉄一宮、金堀宮の主祭代行。
八大神。
心媛の姉で黒鉄二代。過去に事故で肉体を激しく損傷したものの、
妹の心媛の体に星霊核と神識を移すことで長らえた。
毎月、月が満ちて行く前半を神座で過ごし、欠けて行く後半を妹
に任せているが正式に心媛への代替わりが行われている為、末媛
の扱いは代行になる。
見目も所作も為人に至るまで美しい神。心媛とは直接には会えな
いが、手紙で喧嘩するほど仲がいい。
◆和理 (第二幕より)
軍具 いくさぐす
術図 ばけづの
和理 なごまり
姫命 ひめのみこと
蟻トーテム。
黒鉄の序列四位、堵列神社の主祭神。
八十柱の神。
奥床しく配慮に富む一方で、ひたすら押しに弱い。
高望みはしない性質だが、今紀、野衾トーテムが二宮に繰り上がっ
たことに対して、多少の欲を見せている節がある。
◆連枷 (第二幕より)
砂宿 すなごやの
連枷 くるり
姫命 ひめのみこと
蟻トーテム。
堵列神社の社部に属する従神。
語尾に「ありんこす」を多用する。
くるりの別名でも呼ばれる長得物、殻竿を持ち歩く。
元気が取柄。頭脳は貧弱。
かつて黒鉄を旅した首刈に名所案内を買って出て、魔境と呼ばれる
奚童天然洞に放り込んだ張本人。
◆白玉 (番外編:大嶋廻り余話より)
花匂 はなにおう
夫恋 つまごいの
白玉 しらたま
姫命 ひめのみこと
鶺鴒トーテム。
黒鉄三宮、小石取神宮の主祭神。
八十柱の神。
妻夫睦まじき恋知鳥の女神。バカップル一号。
◆詠美 (番外編:大嶋廻り余話より)
打呻 うちうめく
妻恋 つまごいの
詠美尊 しのびのみこと
鶺鴒トーテム。
黒鉄三宮、小石取神宮の主祭神。
八十柱の神。
妻夫睦まじき恋知鳥の夫神。バカップル二号。
◆由良々 (番外編:大嶋廻り余話より)
射納戸耳 ぬのとみみの
由良々 ゆらら
姫命 ひめのみこと
蝙蝠トーテム。
黒鉄一宮、金堀宮の従神。
頭に伏せた扇を載せて、その上に紫木蓮の花を飾った可愛い神様。
金堀宮を訪れた首刈ら一行の案内役を務めた。




