補記9 風渡の神々
◆風声
風立別 かぜたちわかる
大真鳥 おおまとり
風声 みさを
媛命 ひめのみこと
鷲トーテム。
風渡一宮、風渡雲居大社(風宮)の主祭神。
八大神。
駆け出しの首刈が八大神を招集した折、その無知を咎めて叱り飛ば
した神。自らを儂と呼ぶのはギャグではない。
反面、以降は陰ながら首刈の動向を見守っており、夜刀媛と比べて
も好奇心からではなく、純粋に心配していた様子が窺える。
首刈が風宮を訪れて大嶋廻りに大きな節目を迎えると、それを心か
ら喜んでいた。
◆千羽 (第二幕より)
反 かえらまに
天逆躍 あまさかおどる
千羽 せんば
姫命 ひめのみこと
鷹トーテム。
風渡の序列二位、真白斑神社の主祭神。
八十柱の神。
真面目、頑固、癇癪持ち。
八十柱全体でもトップクラスの実力者。三桁の神でありながら、既
して四桁の実力があると目されている。
優等生タイプである為、一般生徒的な首刈とは反りが合わず、癇癪
を起こして罵倒するなど、中々にやらかしている。
風渡の主座にある風声媛を模範としており、髪型や出で立ちも似通
ったものになっている。
◆辿采 (番外編:大嶋廻り余話より)
継世 ままのよの
辿采 たどり
姫命 ひめのみこと
郭公トーテム。
風渡の序列十位、呼子神社の族神。
首刈と出会った当時は雛から若鳥に移行する頃。風渡を旅する首刈
を見止めた母、托戸姫により、首刈の元に投げ出された。
托卵をする郭公の性から、首刈を「おかーたん」と呼び、三度三度
の食事とお十時、三時のおやつまでしっかりとせしめ、最後には天
開神事の空へと飛び立って行った。
◆托戸 (番外編:大嶋廻り余話より)
不知宅 しらずやけ
托戸 たのべ
姫命 ひめのみこと
郭公トーテム。
風渡の序列十位、呼子神社の主祭神。
八十柱の神。
自由な神様が多い中でも屈指と名高い自由の女神。
首刈を見るなり我が子を投げ付け、たん瘤を作らせた挙句に子供の
世話までさせる豪の者。その間、当人は極楽蜻蛉よろしく遊び歩い
ていたと言う。
さすがの首刈もキレかけたが、千羽姫によって目の前で派手に成敗
された為、重ねてのお灸は実行されなかった。
◆戦鬼 (番外編:大嶋廻り余話より)
夜余啼 よなよなく
戦鬼 そよめき
姫命 ひめのみこと
夜鷹トーテム。
風渡の序列七位、夜夜神社の主祭神。
八十柱の神。
隣り神社が呼子神社で、托卵被害に三度も遭っている苦労人。
中々強く物を言えない性質らしいが、さりとて抜け目もない。
首刈が巻き込まれた托卵騒動の折には、逸早く千羽姫に風声通信を
飛ばして、結果、托戸姫にこれ以上ないお灸をもたらした。




