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無音の令嬢  作者: お狐
1章 幼女が気張る!
6/48

イライラ

さあ、やってきました本館に!


本館までそれなりに遠いですが、子供の足で15分ほど歩けば辿り着く程度の距離です。

まぁ、使用人になんか嫌そ〜な顔をされながらハルとやってきたわけですが……


ブランシェット公爵家の長女とは思えない対応ですね。

というか、家族に対する対応ではないと思います。


だんだんイライラしてきました。


「これはこれはお嬢様。ようこそおいでになりました。……まず、その貧相な…おっと失礼。そのシンプルなドレスを着替えましょうか。今日はリュカ王子がいらっしゃるのでな。見た目だけでも精々綺麗にしましょう。」


副執事長のポールが嫌味ったらしく歩いてきた。何かブヒブヒ言っているが私にはキコエナイナー。


(コクッ)


喋れない(ライラ)しか知らないため、普通に暴言を吐かれても無視して頷くしかできない。

……イライラする。


そして、あれよあれよと湯浴みさせられ、服を着替えさせられました。

……ちなみに、使用人はメイド長を除き嫌そ〜な顔をしていました。

(メイド長だけは、私を気遣ってくれます。マジ愛してる!)


「おお、これは雑草が野草くらいにはなりましたね。いやぁ、良かった良かった。」


ポールクッソむかつくぅ〜だまれクソハゲ!

(ちなみにポールは真ん中がはげています。)


「さて、これから旦那様などと王子が来るまでに打ち合わせをいたします。…まぁ、精々頑張ってください。」


もうムカつくから返事はしない。


「……では、参ります………旦那様、ライラ様をお連れしたした。」



「よし、入れ。」


(ペコリ)


「お久しゅうございます。お元気そうで何よりです。…と申しておられます。」


と、ハルが事前の打ち合わせ通りに代弁してくれた。


そんな対応に嫌そうな顔をしたが、私の家族らしき人たちは話を続けるようだ。

…本当に家族なのかな?


「……そうか。さて、もう話は知っているな。リュカ王太子との婚約だが、お前のような不良品をうちから出すわけにはいかないため、可愛い私のソフィアに婚約させたいと思う。構わないな?」


と、当主であるリカルド・イーサン・ブランシェットが。


「そうね。あなたのような影の薄くて地味な醜女より、私たちのソフィアのほうが数百倍可愛いわ!」


と、当主の妻であるマルティナ・ブランシェットが。


「えへへ。ありがとうございますおとーさま、おかーさま。わたしはうれしいです!せいいっぱいリュカ様と仲良くなりたいと思います!わたしはおねーさまのようにはならないようにしますから!」


と、公爵家次女であるソフィア・ブランシェットが。


「よく言った!それでこそ私の娘だ!」


……うっわぁ。なにこの茶番。まだわたしはOK出してないのですが。


「旦那様、リュカ王太子がいらっしゃいました。」


「そうか。迎えに行く。」


「かしこまりました。」




……ここからが、大切だ。

仕掛けておいたもので、こいつらをギャフンと言わせてやろう。


私は、ハルと目配せした。

次回、ちょっとしたザマァです!

たのしみ!

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