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無音の令嬢  作者: お狐
2章 『無音』の令嬢
32/48

ペナルティーを熟して。

今回の話は真面目な話なので、私の文章力では面白く書けませんでした。なので、次の話のデートの話も今日中にあげたいと思っています。


お楽しみいただければ幸いです。

マヨネーズを売ると決めてからのリュカ様の行動は早く、資金調達、人材確保、店舗建設、材料調達を手際よく進め、15日後には開店にこぎ着けました。(私も、空間魔法で資材の運搬を少し手伝いました!)


開店時には大行列ができ、大量に用意した在庫はあっという間に完売。1日で白金貨15枚と金貨7枚の売り上げ、王様との約束の期限の日までに白金貨219枚と金貨9枚を調達しました。



というわけで、今日は王様に成果の報告に来ました。


「……という段階を踏み、今日までに白金貨219枚と金貨9枚を売り上げたため、約束の白金貨30枚を納めます。また、お詫びとして白金貨100枚もお納めください。」


「……………………ほう。よくやった、リュカよ。して、その後店舗の運営は考えているのか?」


「はい。本日はそちらの提案についてさせていただこうと思っています。まず、商業ギルドに委託をするのですが、工場の働き手について、5人ほど孤児院の7歳以上の子供を派遣してもらうことによって孤児院の環境改善を目指そうと思っています。また、物資の運搬などで1日に30人ほど雇うことが出来るので、こちらも就職先の見つからない者の一時的な資金確保になればと思っています。」


「ほう?だか、それでは王子が先導して行った事業にしては経済効果は薄すぎるのでは?」


「えぇ。ですが、これは今回の商店のみでの話です。養鶏場やエリヤの実の農場などでは大幅に規模が大きくなります。そのための設備の増設、人材確保などにより1000人規模の動員が見込めます。」


「ほう?だが、店舗を増やすごときでそんなことをしてしまったら………あぁ、なるほど。交易か。」


「えぇ。マヨネーズのような商品は諸外国のどこにもないことは分かっています。そのため、ある程度商人に広まって、また、材料や作り方の研究をされる前に高額でレシピを売り付けます。そして、我が国のエリヤの実をブランド化し、特産品に押し上げ、鶏卵も土地が狭く、新しい養鶏場を作れない隣国に輸出しようと思っています。」


「ほう。だが、それはざっくりとした考えだろう?では、1週間後までにまとめておくんだな。」


「承りました。」



うーん。なんか色々話してたけど、うまくまとまったみたいでよかったね〜。


リュカ様も嬉しそうだし。



「ライラ。リュカを手助けしてくれたこと、感謝する。」


『いえ、当たり前のことをしたまでです。』


「そうか。」



あー急にこっちにふられたからビックリしたよ。

王様はなんだかひきつった笑顔を浮かべながら感謝を述べてくれたけど、本当に当たり前のことしただけなんだよな〜。


ノルマも終わったし、お待ちかねの美味しいケーキと演劇だ!楽しみだわ。





《ザリュース目線》


いやぁ、本当に焦った焦った。

まさかリュカがあそこまで暴走すると思わなかったし、あのままいってたら、国のほとんどがぶち壊されていたよ。


それを考えると東屋なんて安いもんだよねぇ。


取り敢えず、罰として白金貨30枚とかいったけど、リュカには無理だろうなぁ。あの子は頭が固いから。


王族として元手がある状態で事業をする方法は知っているが、それに利益なんて概念はない。なぜなら、王は自国の発展を望み、税金をうまく使い、人を使わなければならない。それなのに、その国民から金を毟り取るわけには行かないのだ。



つまり……ちょっとしたお灸を据えたいだけだ。



ライラは優れた魔導師だが、それと優れた商人とは別物だ。


ライラの魔法についての知識を売ればいいが、リュカには商いで稼ぐように遠回しに言ってあるから、ライラがいてもリュカの精神的支柱になるだけで、こちらに実害はない。








………そう思っていたのに。

リュカの商店は15日で開店までこぎつけ、しかも、『マヨネーズ』という異色の調味料で大盛況。しかも、今のところ大量の客が来ても大きなトラブルもなく捌けているようだ。


密偵からの報告を聞いたところ、1日で白金貨15枚と金貨9枚を売り上げたそうだ。



……想定外。想定外すぎる。




ライラの空間魔法を使えば物資の運搬は簡単だから、開店が早くなるのは予想できていた。

しかし、資金調達から物資調達などあそこまでのコネをリュカが持っていたことに驚いた。


まるで、熟練の商人を見ているようだ。……そう思って調べたところ、背後にはライラック商会があった。それを紹介したのはライラだそうだ。


なにより、マヨネーズをあの短期間で開発したのが異常だ。……そう思って調べたところ、マヨネーズもライラが開発したものだった。




………少々、いや、あまりに異常なのではないだろうか?あの少女は。


しかも、さも当たり前のように、『当然のことをしただけ』と言ったことには驚いた。

事業の7割はライラが仕組んだ様なものだ。それを誇らない……いや、誇れるものでないと思っている。



……………これは、危ういな。ライラのことはよく見ておこう。


彼女は娘のようなものだからね。



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