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無音の令嬢  作者: お狐
2章 『無音』の令嬢
25/48

に、庭がぁーーー!!

昨日、投稿できなくてすみませんでした。


1日遅れとなってしまいましたが、楽しんでくだされば幸いです。

シュッと、リゾート地にありそうな豪華なホテルから、これまた豪華な王城の自室に景色が変わった。

……自分がやっていることだし、効果もわかってるけど、やっぱりなれないわね。



「此方が王城……。やはり、時空魔法と言うものは凄まじいものですね。流石ライラ様。」


『ありがとう。それじゃあ、王様のところに行ってご挨拶をしましょう。』


「はい。お手を煩わせてしまい申し訳ございません。」


『当たり前のことよ。だって、私の大切な人を紹介するんだから。』


「た、大切な人ッ!?」


『あら、嫌だったかしら……?』


「いっいえっ!?そんなことは!光栄です!」


『ふふっ。そう。』



……こうやって、愛情を伝えていけばいいのよね?

……あぁ、夢みたいね。今は側から見たら私の方が年下だけど、今私は子育てをしているようなものだもの。愛情に飢えた、有能で賢い、幼い子を。奪われてしまった、あの子の代わりに。


って、なにを考えているのかしら。私ったら、年かしら。……いや、まだピチピチの12歳よ!花も恥じらう乙女とは私のことよ!…………いや、痛いわよ。私。


ふぅ。落ち着いて。まだ若いというのは確かなことだから落ち着いてっっ!!



『じゃあ、王城の案内も兼ねて歩いて行きましょうか。』


「いえ、それには及びません。情報収集の過程で、王城のつくりは把握しております。」


『まぁ、流石ね。それじゃあそのまま挨拶にいきましょうか。』



あれ?流石とは言ったけど、つまり、多分不法侵入してたってことよね……?


………うん。細かいことは気にしないでおこう。






☆☆☆☆☆






という事で、王様に会いに言ったのだけど、物凄く忙しそう。執務室前で騎士と文官が行ったり来たりして慌ただしくしている。


『……これは、後で挨拶に行ったほうがいいかしらね?』


「そうですね。では、何があったのかだけ聞きに言ってきます。」



え、ちょっと。あの中に入って行ったらハルなんて一瞬で潰されちゃいそうよ!?あの騎士様のフルプレートアーマーなんかに挟まれたら一瞬でひき肉よ!?

あぁ、どうしましょう!?


あわあわと、廊下の隅からハルのことを見ていた私に、背後から突然声がかけられた。



「ライラ様!?」



ひわぁっっ!え!?私?


大声を出してしまったかと思って、思わず口を塞いだけれど、声出ないんだった。テヘペロ。


でも、そんな大声で急に呼ばれたら誰だって驚くと思うのよね?まだ、心臓が五月蝿いわ。



「ライラ様!今までどちらにいらしたのですか!?………おい!ライラ様がいらっしゃったぞ!!早く陛下にお伝えしろ!」



え?…………あ、もしかして、私を探してたの………?


うぅ、執務室でバタバタしてた人たちの目線が一斉に私の方へ集まってきた。痛い。目線が痛いよぉぅ。


え、どうしよう。本当に、私を探してたの?やばいやばいやばい。やばいのゲシュタルト崩壊おこりそうなんだけど。


もしかして、王様もお仕事忙しいだろうに私のために時間を割いたの?………いや、まだそう決まったわけではない!落ち着け私ぃぃ!!



「ら、らいらぁぁぁ!よく無事でいてくれた!!」



ズドドドドーーーっと、執務室から私めがけて一直線にとんでくる王様。…………あ、絶対私が元凶だわコレ。


うん。取り敢えず謝っておこう。大丈夫。今の私は可愛いから、きっと王様も許してくれるはず!



「ライラ!今すぐリュカの元へ行ってくれ!今すぐにだ!」



へ?どういうこと?怒られるわけじゃないの?



「リュカが、ライラを探そうとして元素魔法を使っている!先程まで学園で術を行使していたのだが、今は王宮の庭でぶちまけようとしている!!アレを使うと半径100mは暴風に晒され、跡形もなくなるんだ!私の、大切なハーブ園が潰されてしまう!私の唯一の趣味の土弄りがぁ!」



うわ、王様の顔が絶望に染まってる。どんだけ土弄りが好きなんだよ!?


というか、元素魔法!?風って言ってたから《シルフィール》を使役するって事よね?……神様の知識にあった。王族にしか使えない魔法。成る程。……リュカ様は私のことを探してるから、私が姿を表せば魔術行使(暴走)を止めるってことよね?じゃあ、早く行かないと!



「ライラ様。外は早速風が吹き始めております。肌寒いと思いますので、こちらのローブをどうぞ。」



ふぇっ!?いつのまにか後ろに!?というか、そのローブどっから出した!?



「ふふ。執事には秘密のポケットがあるのですよ。」



いや、私何も言ってない!!……と、そんなことしている場合じゃなかった。



「あ、私にもお供させてください。」


『少し危ないけど……まぁ、いいわよ。』


「ありがとうございます。」


『じゃあ行くわよ。危ないかもしれないから、手を掴んで。』


「……!?ひゃ、はいっ!」



よし、いくぞう!庭園へ!








先ほどの光景から変わり、吹き荒れる風。揺れる木々。

はぁ、周りにバリア張っといてよかった。



『風がすごいわね。今周りにバリアを張っているから私から離れないようにしてね?』


「はい。有難うございます。」



さて、視界が悪すぎてリュ様を見つけられそうにないわね。少し面倒だけど、探査魔法を使いましょうか。



「ライラ様。リュカ王子を発見いたしました。」



え?ハルが?どうやって?

私より、ハルの方が魔法展開が早いってこと……?



「いえ、私の特殊能力です。悪魔憑きの人々には、何かしらの超能力のようなものが備わるようなのです。………詳しいことは後ほど。まずは、案内致します。」



え、なにそれ。気になるんだけど!?てか、また私の心読んだわね!?

……でも、いそがないとだものね。もうすぐリュカ様の魔術の構築が終わりそう。



「あちらです。」



ホントだ!人影が見える!……まだ、私に気づいてない様ね。早く、止めないと!



『ライトニング』



初級魔法のライトニング。1番簡単なものだけど、これを使えば、空中に文字が書けるのです!今の私の他人とのコミュニケーションにも必須な魔法ね。



そして、風は完全に止みました。

うん。どうやら、気づいてくれたようだ。



今回は少し長くなりましたね。


……皆様は、1話あたりどの位の長さのお話がお好みでしょうか?

よろしければ、感想欄に書いていただけると今後の参考になるので、よろしくお願いします。

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