チートだよ!
『何を言ってるんですか?先生。酷いじゃないですかー!私の全力の攻撃を馬鹿にするなんて!』
な、なんでバレた!?バレないように威力調節は完璧だし、魔力運用だって出鱈目にした。
というか私、なんで、『酷いじゃないですかー!』にしたの!?アホみたいだよ!?動揺が何故文章にでる!?
ひいっ!顔!顔が怖い!美人の真顔怖い!
「………あぁ、そうだな。じゃ、次の奴こいー!」
乗り、きった?セーフ……じゃない!こっちきたー!?
「これ終わったら職員室こい。絶対に、だ。」
耳元で呟かれました。乗り切ってなかったです。ハイ。
☆☆☆☆☆
うぅ。なんで分かったのか分からないから、対策のしようがない!……でも、着いちゃったよ。職員室に。
あぁ。入りたくなーい!!
「おっ!来たか。じゃーこっち来い。」
ひっ!バレてた!?隠密使っとけば良かった!
……仕方ない。腹括って、其の場凌ぎだっっ!
『それで、話とはなんですか?』
至って冷静に話しかけた。主導権は渡さない!
「お前が本気出してない件についてだよ。分かってんだろ?」
『いや、何をおっしゃっているんですか?中級ですよ?凄いと思いませんか?』
「まぁ、それはそうなんだが……あーしは火と土は最上級も使える魔術のスペシャリストだ。そんな、あーしが悔しいが、全くお前に勝てる気がしねぇ。」
『あはは、ご冗談を。最上級が使える魔術師なんて滅多にいませんよ!』(多分!)
すみませーん!常識が神の知識には入ってなかったのでわかんないでーす!
普通の人間が使える一番上の魔法といえど、2つくらいしか出来てないのに、スペシャリストって名乗れるの?とかは、聞かない!ダメ絶対!
「……まぁ、普通はそうなんだがな。だが、あーしの勘は外れた試しがないんだよ。だから、断言する。お前は実力を隠してる、と。あぁ、だからお前が白状するまで指導的観察するからよろしくな!」
ひぃっ!やだ!怖っ!
………なんか、しつこそうな感じするし言っちゃおうかなぁ。
簡単に言うと、めんどいっ!!
………まぁ、1つだけ確認するけど。
『先生は、権力と生徒どっちが大切ですか?』
「……?何当たり前なこと言ってんだ?あーしは教師だ。生徒に決まってんだろ?」
『そうですか。なら、私を守ってくれますか?』
「あったりめぇだろ!ほれ、話してみぃ!」
まぁ、この人ならこう言うと思ってたけど。
裏表がなくて、自分の気持ちに素直で、ストイック。第一印象はアレだったけど、多分良い人だ。
あと、大人の協力者は欲しい。丁度いいな、ホント。
『私は……神格級まで使えます。それと、その複合技も。』
「…………ん?悪い、多分、書き間違ってるぞ?あーしには『神格級』にしかみえねーぜ?」
『神格級が使えますよー。』
「あは、あはは。変わってねーじゃねぇかぁ!ほれ、間違っちゃったんだろ?いや、そうだと言ってくれ!!」
『あ、ちゃんと合ってますよ?私そんなにバカじゃないですよ?』
「………………………………………シンカクキュウっ!?あの、神々が太古の時代に使ったとか言う、伝説の!?神話に出てくるようなアレか!?ホワッ!?」
《しばらくお待ちください。》
「成る程。……因みに、それを証明してくれって言ったら出来んのか?」
『ここでやるなら、エティエンヌ王国が地図から無くなりますね。少なくとも。』
「んんっ!?………そうか。そうだよな。神格級だもんな。あは、あははは………」
《しばらく…(以下略)》
『でも、魔界でやるなら大丈夫ですよ!あそこは壊れても不毛の地なので、更地が更に更地になるだけなので!』
「魔界っ!?魔界なんて、人間が行けるところじゃねーよ!?いや、シンカクキュウとか言ってる奴なら行けるのかもしれねーけど、それを見届けるあーしがいけねーよ!ちょ、落ち着こう。一旦落ちつ……」
《しば……(略)》
「あ、じゃあ魔力量を測定させてくれ!神格級が使えるなら、とんでもない魔力量のはずだ!ちょっと測定水晶もってくるわー!」
あ、そういえば、はかったことはなかったなぁ。ちょっと楽しみかも。
……とゆーか、先生やっと落ち着いてきたみたいで良かったよ。落ち着かせるのに森林魔法まで使っちゃったよ。エルフ秘伝の。
……これ言ったら先生どんな顔するんだろ。気になる。
いや、やらないけどね!
「おし、もってきたぞー!これにてを当ててくれ!そしたら、水晶に数字が浮かんでくるから!」
『分かりました。』
わー。ドキドキする。あれだ。血糖値測るときみたいな感じ。………だれだ?BBAって言ったのは……?
「うおっ!ちょ、どうした?急にすげぇ殺気なんて出して!?」
『あ、すいません。ちょっと違うこと考えてました。気にしないでください。……じゃあ、やりますね。』
そっと、水晶に手を触れ、数字が浮かんで………来なかった。
なぜかって?………爆散したからだよ。
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