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無音の令嬢  作者: お狐
1章 幼女が気張る!
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閑話 ハルの決心

皆様こんにちは。私はライラ様の執事、ハルにございます。

我が主人は私に指令書を残し、魔術を極める修行に行かれてしまいました。素晴らしい行動力と向上心であると思いませんか?





私は化け物に取り憑かれ、深い山奥に捨てられてしまいました。

身体中が焼けるように熱く、とてつもない痛みがありましたが、そんな事よりも実の親、兄弟から向けられたあの軽蔑の視線が悲しくて、憎くて、孤独で気が狂ってしまいそうでした。

そんな時、神の使いのように優しげな声が私にかけられたのです。そして、私のような嫌悪すべき醜い化け物に救いの手を差し伸べて下さったのです。





さて、ライラ様の素晴らしさはまだまだ語り足りませんが、私はライラ様がお帰りになるまでにに熟さなければならないことが沢山あります。


まず1つ目の指令は、ライラ様の修行についての心配をしない事。正直、他のどのような指令よりも難しい事ですが、他ならぬライラ様の指令です。熟して見せましょう!


2つ目は、情報収集をする事。それを指令書下部に書かれている魔法陣を利用しレポートとして満月の日に転送する事です。容易い事ですね。


3つ目はライラ様の仲間となりうる人脈を作ること。情報取集や、資金調達の為に個人として動かせるものがこれから必要になっていくそうです。先のことを見通されて行動されるとは、なんという慧眼なのでしょう。


また、人を集める際に私と同じ憑き物にかかっているものがいたら積極的に保護し、同じく下部に書かれている魔法陣を使いライラ様にお送りすると言うものでした。


5つ目は、私が体を壊さないようにする事。ライラ様はこれが一番大切な事であると書かれていました。なんてお優しい方なんでしょう。


そして、最後に。きっと強くなって帰ってくるから楽しみにしていて、と。





親愛なるライラ様は、私がライラ様がお帰りにならないのではと、不安になってしまっていることも見透かされている様子。


指令書には無いですが、私がライラ様の執事として後に付き従う為には、今のままの強さでは足りません。今のままの知識では足りません。何もかもが足りません。




きっと、ライラ様が帰ってきたら、何一つご不便をかけることなく完璧な執事になっていることをここに誓いまししょう!!




さて、次回からは学園編となります。


修行編は書くと長くなってしまうので省略ですね。



「あれっ!?待って!?公爵家への復讐はどうなるの!?というかあの後どうなってたの!?」

というそこの方!後々出す予定なのでお楽しみに!ということでお願いします!

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