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秋の桜子詩集

薄い白の朝に愛しいもの

作者: 秋の桜子

 寒い季節に 愛しいもの


 温かい飲み物 湯気たつカップ


 それを 冷えた両の手を


 温める様に 包む その温もり



 朝 出勤で歩く 辺りは霜に覆われ


 カチカチの 薄く白い 氷の世界


 はぁと 吐く息白く濃く 冬の訪れ


 感じる その道 その時


 その晴れし空の下


 名残に咲くしおんの花


 ほわほわ花咲くすすき


 初冬の訪れ 雪の前のひととき


 霜まだ柔らかい冬の朝


 優しい冷たさが 心地よく 愛しい



 やがて 硬い冷たさが ここにも来る


 フロントガラスに 今は薄い霜


 それは 先に進むに連れ


 厚く ガチになっていく


 真冬にもなれば


 お湯を掛けて溶かしても


 その端から凍る


 寒さが 今年も来るのか


 その前の ひとときの 優しい冬



 薄い 柔らかい 白の朝


 愛しい 白の朝 柔な寒さの朝


 そこで 一番 愛しい物は


 何かと問う

 

 それは 言わずと知れた


 あの物たち


 御布団 こたつ 魅惑のこの世界


 何より 誰より


 愛しいもの達



 怠惰な誘惑 そこにあり



 薄い白の朝に 愛しいもの
























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