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アイディア集  作者: Glace
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vr系

キャラレベルとジョブレベルを含むレベル制スキル選択系のMMO

メインテーマとしてはファンタジー素材で料理を作るものなので、全員のスキルに料理は入っている

素材を取るために育成(畑作、牧畜等)するか、戦闘(狩猟、漁業等)するかを初期で選択できる。

レベルアップは料理の回数とできたものの内容、及び最初に選んだ戦闘か育成のどちらかによる経験値取得で可能

上手くいけば強力なバフが、失敗したら調理中の鍋の中身をぶちまけたり、見た目美味しそうなのに味が酷かったりする


ファンタジーなのはゲームの雰囲気だけではなく、調理工程も色々酷い

現実に即して料理すると大抵失敗する

例えば狩った肉に塩を振って焼くとものすごい量の油が染みだし、肉がどんどん小さくなっていく。

焼き上がった頃には300ポンドステーキのサイズがポップコーンサイズにまで縮んだ上、食べると硬くて歯が立たない

例えば育った米を炊こうと水に浸けてから火をつけるとものすごい勢いで米が溶けていき、鍋の中に蓋を作ってしまい火を弱めないと爆発する

例えばみずみずしいきゅうりをそのまま食べようとすると皮が硬く刺々しくて食べられず、皮を剥いて食べると青臭さと苦味が強くて食べにくい。




それらをnpcにちゃんとした調理手順を聞いて実践すると、ステーキは大きさを保ったままジューシーな肉汁が溢れ、口に入れると溶けるように形を崩す程柔らかく、飲み物を飲んだかのように肉の旨味が口の中に広がって口から喉を通り、胃の中まで潤していく。

炊き上がったお米は宝石のようにつやつやと輝き、自分はメインではないと一歩控えたような柔らかな味わいを残しつつも下手な主菜よりもよほど強い旨味と、デンプンが分解されたとは思えない程の甘味を感じられる。されどもやはり主食なだけに、飲み込んだ後は口の中がリフレッシュされ、次の主菜を、スープを、はたまたサラダや水でさえも味わい深く感じさせることができそうな程の新鮮さを残してくれる。

しっかりと熟したきゅうりも、ちゃんと下処理さえすれば瑞々しく、爽やかな味と食感を楽しませてくれる。青臭さなど感じさせず、きゅうりが嫌いな人ですらどんどんと食べ続け、好きな人にもその旨さを強くなりすぎない程度に主張してくる。サラダに使えばどんな野菜嫌いな子供ですらおかわりして食べ続けたくなるほどの満足感を与えてくれる。




普段料理をする人程出来映えに苦労し、普段メシマ...独特な調理をする人が新しい調理法を見つけ出すことから、誰ともなくこう呼ばれるようになった...



メシマズオンライン

(ただし、ちゃんと完成された料理は信じられない位旨い)

調理法は肉は茹でて蒸してから冷凍して解凍する前に高温で1分揚げてから焼くとか、米は浸けるときに濃度3%の食塩水を使い、炊く前に湯通しして炊くときには一緒にきれいな金たわしを入れるとか、きゅうりは収穫した後砂糖と油を少し入れた水に30分浸けてから流水でさっと洗うとか考えたけど、本決まりではないのでご自由に変更してください。

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