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シーン4:湖底遺跡1階・1

クレア:1階いこうぜ工藤

GM:前回、1Fにつながっているのはマップ左右の水場だということは説明しましたが、右側はあなたたちが上がってきたところで、奥へ行くための廊下には鉄格子がかかっていました

バアム:水位が変わったりするスイッチないかな

トトリテ:ヘビーブーツを捜そう

リタ:オカリナ吹いたら水位変わらないかな

バアム:テレレレレレレレ♪

クレア:奥へ、の奥ってどこだ

GM:ゼルダ脳な探索者立ち

クレア:鉄格子を開くことはできそうですか?

GM:2F、スタート地点付近にはそれらしいスイッチや仕掛けなどは見当たりません

アンス:鉄格子が拳で砕けそうになってたりしませんか

GM:鉄格子で拳が砕けそうではありますかね

トトリテ:悪口で鉄格子の心を砕こう

アンス:鉄格子に心はありますか

GM:おっと、心は硝子だぞ

トトリテ:やーい金属!

アンス:鉄格子に悪口を叩きつける姿は紛れもなく可哀想

クレア:こんなにも左から行けって暗に言われているが鉄格子を壊していく冒険者たち

GM:鉄格子を壊すならそうだなあ、ルルブⅢ改93頁記載「鉄の扉」相当の耐久があるものとします

バアム:壊せそうなものは壊したくなる冒険者

クレア:すぐ放火するCoC探索者みたいな

アンス:放火っていうのはおだやかじゃないと駄目なんだ

トトリテ:この放火ソムリエ

リタ:穏やかな放火とは

バアム:放火っていうのは何ていうか救われてなきゃあだめなんだ

アンス:じゃあ左行きましょうか

GM:左側突き当りの空間は、一部の足場を残すほかは崩落し、水没しています。水面を覗き込むと、確かに1階部分へとつながっているようです

アンス:「1階行きっぽいね」

トトリテ:「うむ、下へ繋がっているようだ」

GM:ここで改めて探索判定をどうぞ。水上から水中への判定になるので、-2でおねがいします。目標値は14

ティオ:2d+5+2-2 探索サクサク SwordWorld2.0 : (2D6+5+2-2) → 10[4,6]+5+2-2 → 15

ストレリチア:2d6+9 さぐるか SwordWorld2.0 : (2D6+9) → 2[1,1]+9 → 11

アンス:そろそろかと思ってた

GM:ストさま水ポチャ疑惑

バアム:ドボーン

リタ:あーんスト様が水ポチャ

GM:ティオさんは、2階部分と1階部分のあいだあたりにある壁に、巧妙に隠してあるスイッチレバーがあることに気づくでしょう。しかし、これを操作するにはやはり水中へ潜らなければならないようです

ティオ:ほむむ

クレア:いけ! ケルピー!

バアム:君に決めた!

トトリテ:ケルピーくんと共にレバー(肝臓ではない)いじってくるか

クレア:内臓をいじくるトト様

リタ:レバー(肝臓)美味しい

ティオ:「間にレバーのような物がありますね……なんでしょうか」

トトリテ:「ほほう、レバーとな」

ティオ:「食べ物の方ではないですよ?」

トトリテ:「ぬはは、喰うか食わざるか。トトさまが確かめてこよう」

GM:ではざぶんとトトさまとケルピーがスイッチのそばへ

クレア:不用意に引くとガーディアンが出て来る仕掛けの可能性が見えて来たぞ

トトリテ:トトさまだしマップ切り替えでリスポーンするよ

GM:マップ切り替えでエネミーの位置調整するのやめてもらえませんか

バアム:トトさま×98

GM:ティオさんから聞いたとおり、スイッチは壁と同化するように隠されており、指摘がなければ見過ごしてしまうところだったかもしれません

クレア:こういうのって戻しても襲ってくるんでしょしってる などと出て来る前提で語っており

GM:どうしてそんなに引いただけで敵がやってくるとか邪推するのか(

クレア:だって用途もわからないスイッチ押そうとしてるんだよ。最悪の事態は想定しておかないとだめじゃん(

アンス:せやな

GM:トトさまがこれを引こうとすると、ちょっと力を込めるぐらいではびくとも動きません

トトリテ:「固いな」 なぜならトトさまの筋力Bは1

アンス:最悪の事態。施設の自爆スイッチ

GM:冒険者+筋力、目標値17でどうにか動きそうですね

トトリテ:やってみるかあ

トトリテ:2d+7+1 トトさまマッスル SwordWorld2.0 : (2D6+7+1) → 4[3,1]+7+1 → 12

GM:レバーにかじりついてみたりもしたがだめでした

バアム:トトさまの顎でもビクともしないとは

トトリテ:仕方ないので水面に出てバアムさんあたりを呼ぼう 「バアムよ! 手を貸してくれ! あのレバーあんまり美味くない!」

リタ:「レバーは食べ物じゃありませんよー」

バアム:「わかりました。お手伝いしましょう」

クレア:調理しないと

GM:完全にレバー

ティオ:レバー違い

バアム:じゃあケルピー同乗してレバーチャレンジします

GM:同乗者だと片手も離せないので水浴びするだけになるがよろしいか

バアム:そうじゃーん

トトリテ:そういえばそうだった。ボトり案件だ

クレア:あっちでもいいんじゃない、一瞬だし

リタ:ボンベ?

GM:ボンベだと水中ペナは普通にかかるからその辺は気をつけてね

バアム:じゃあボンベでコーホーして潜ります

クレア:というか-4かかるならこれ無理じゃない 複数人でやった方がまだ目があるのでは

GM:複数人でも挑戦できますね。2名まで参加できます

ティオ:複数人で出来るなら固定値変わらないお爺ちゃんいこうか

バアム:おじいちゃんと協力してレバー動かします

ティオ:2d+7+3-4 冒険者+筋力B-水中ペナ SwordWorld2.0 : (2D6+7+3-4) → 3[1,2]+7+3-4 → 9

バアム:2d+6+4-4  SwordWorld2.0 : (2D6+6+4-4) → 10[6,4]+6+4-4 → 16

GM:ティオさんの手は添えるだけ

ティオ:1の分だけ働いた

GM:ふたりはジジキュア、協力してどうにか硬いレバーを動かすことができました

ティオ:ジジキュア

バアム:兄さんも老人会になってしまった

ティオ:バアムさんと歳近いのよね(リルドラの寿命から目を逸らす)

バアム:若々しい63歳

GM:すると、一番最初に変化に気づくのは、2階で待つアンスさん、クレアさん、フルゥくん、トトさま、リタさんでしょう。徐々に2階まで上がっていた水位が下がっていき、ややあってレバーのあたりにしがみついていたバアムさんとティオさんも水上に顔を出せるまでになります

GM:やがて水は完全に引き、1階を水中装備なしで探索できるようになりました

リタ:水位変更スイッチであったか

バアム:「はぁ、水位が下がりましたね」

ティオ:「水位を変えるスイッチだったんですね」 プハァ

アンス:「便利なものだが。前の調査隊は引かなかったのか。いや、退いても一定時間で水が溜まるのかな?」

ティオ:「かなり巧妙に隠されてましたし、見つけられなかったのかも知れないですね」

トトリテ:「前の調査隊が見落としていた可能性も考えられよう。……ふむ、ということはこの先は手付かずか」

バアム:「よく見つけましたねティオ」

ティオ:「偶々目に付いただけですよ」

クレア:「おかげで下の階も調べられますね!」

リタ:「未知の古代遺跡探検ですね!」

フラジール:『未知のエリア……いいねえ、ロマンだねえ』

アンス:「さて、ずっと水浸しで全部錆びてた、とかそういうのは遠慮したいなぁ」

ティオ:「そうでない事を祈るしかないですね」

クレア:つまりこの遺跡はデフォで浸水するようになっているという謎システム

バアム:マスターエメラルドのカケラでもありそう

リタ:エルフ用かな

ティオ:エルフ用だったかぁ

アンス:浸水するようになって後から取り付けた説

リタ:後から排水設備つけるって、すごいのかすごくないのか……

バアム:湖底まで業者呼んで取り付けてもらったんだよ

クレア:おめー水中に作っておいて浸水するようになったは致命的では?

アンス:昔は地上だったんだが誰かのコールゴッドによって湖の底になってしまってな

GM:飛行手段が豊富なあなたたちなので、階下に降りるのは容易でしょう

トトリテ:「ともあれ、歩を進めるしかあるまいて」

アンス:「はーい、じゃあ1人ずつ下に運ぶか」

トトリテ:「フルゥよ、縁にぶら下がってロープ代わりとなるのだ」

フラジール:『普通に飛行運送しちゃダメかな……』

リタ:「普通に運ぶのじゃだめなんです……?」

トトリテ:「面白くなかろう!」

クレア:よりフルゥくんの鱗触りを体感できるのがミソです

リタ:「ええー!?」

アンス:「長さ足りる?」

トトリテ:「……うむ、微妙に足りんな。頑張って身長を伸ばしてもらうしかない」

リタ:「普通に運んでもらえませんか……?」

アンス:「じゃあこっちで運ぼうか」

クレア:「フラジールくんならきっとすぐ大きくなりますよ!」

リタ:「ええと、遺跡の探索中には急に大きくならないと思います」

フラジール:『あいやー。普通が一番だね』

アンス:ペガサス運送です。運送料は無料でいいよ

リタ:仕方ないのでスト様に乗せられて運ばれよう。どなどな

挿絵(By みてみん)

GM:1階の右ラインは鉄格子だったところが、いまは隔壁が遮っており通ることができません

クレア:とりあえず通路探索しとく?

リタ:ですねー とりあえず探索

ティオ:とりあえず探索しますかー

トトリテ:ですな(技能はない)

GM:どうぞ。目標値は13です

ティオ:2d+5+2 探索ぅ SwordWorld2.0 : (2D6+5+2) → 6[4,2]+5+2 → 13

リタ:2d6+4+3 探索 SwordWorld2.0 : (2D6+4+3) → 6[4,2]+4+3 → 13

ストレリチア:2d6+9 たんさく SwordWorld2.0 : (2D6+9) → 10[4,6]+9 → 19

GM:1階部分も、2階部分と同じく扉に鍵や罠はかかっていないようです。また、浸水していたせいか開閉の痕跡も残っていませんね。床が濡れて滑りやすいので気をつけましょう。以上

バアム:フリかな

リタ:フリかな

GM:ああそうだ、リタさんとティオさんが反応してくれていた。遺跡に入るときにちらりと見かけた赤い光、ちょうどいまあなたたちがいる辺りで見かけたんですが、それらしい光源はどこにも見当たりません

ティオ:「そういえばこの辺りで赤い光を見た気がするんですが……見当たりませんね」

リタ:「そういえば……どこにいったんでしょう?」

アンス:「赤い光?」

トトリテ:「ほう」

バアム:「うーむ、湖に潜む幽霊とかでしょうか」

クレア:「幽霊さんこんなところで息苦しくなっちゃわないんでしょうか」

ティオ:「幽霊とかではないとは思いますが……まぁ少しだけ気をつけていきましょうか」

バアム:「幽霊さんもボンベを持っているのかもしれませんね」

リタ:「幽霊さんってそもそも呼吸するんでしょうか?」


ティオ:ここがAなら次はBに行きたい気分なのですがどうでしょうか

トトリテ:Bかなあ

GM:Bですね。思い切って1階の部屋を開けてみると、部屋の中までは浸水していなかったようで、床も壁もからりと乾いています

GM:ここはレストルームだったのか、広々とした部屋に子ども用の小さなベッドがいくつも並んでいます。すっかり傷んで黄ばんでしまったシーツが申し訳程度に引っかかっていますね

トトリテ:「休憩室のようだ」

リタ:「このベッドだと、オレとトトさん以外はみだしちゃいそうです」

アンス:「ふーむ、子供も出入りする施設だったのか……?」 託児所完備とか良い職場ですね

バアム:「私が座ったら壊れてしまいそうですね」

ティオ:タンサクゥ……デスカネェ…

リタ:探索ぅ……

バアム:助けてスカウトマン

GM:探索判定、目標値14/16です

ストレリチア:2d6+9 タンサーク SwordWorld2.0 : (2D6+9) → 11[5,6]+9 → 20

ティオ:2d+5+2 タンサクゥ SwordWorld2.0 : (2D6+5+2) → 8[4,4]+5+2 → 15

GM:ティオさんは、ベビーベッドの不自然な膨らみを見つけ、ちょっとドキドキしながらめくってみると

リタ:ドキドキ

バアム:ドキドキ

ティオ:どきどき

GM:先程見つけたものと同じ、魔動部品が中に入っているのを見つけました。3,000Gくらいになりそうです

クレア:テディベア

ティオ:きちくま

GM:キチクマはNG

バアム:「こんなところにも部品はあるんですね」

トトリテ:「ぬはは、魔動部品だって眠りたくなる時があるのだな」

ティオ:「そうですね……なんでここにあったのか不思議ですが」

リタ:「誰かのいたずらでしょうか?」

GM:一方、ストさまがしきりに部屋の東側をクンクンと気にするのでアンスさんが周囲を注意深く観察してみると、ベッドの下にある床につなぎ目があることに気づくでしょう。また、探索のために部屋中を動き回ったことで、外から見た部屋の広さよりも内部が狭いな、という感覚がします

バアム:防音がしっかりした部屋なのかな(

リタ:しっかりレストできる

クレア:あなたに一時の安眠を

アンス:壁をノックしたら空洞だったり

GM:ノックするなら聞き耳どうぞ。目標値14です

アンス:2d6 ききみみ SwordWorld2.0 : (2D6) → 8[5,3] → 8

アンス:うーんなにもきこえませんね……

GM:怪しく思ったアンスさんがノックしてみても、壁が厚いのかよくわかりません。仲間内には、アンスさんの謎の行動が映るばかりでしょう

ティオ:ききみみしゅる?

アンス:おねがーい

リタ:真似してコンコン聞き耳してみましょー

トトリテ:アンスんが楽しそうなので便乗聞き耳だ

バアム:「どうしましたアンス」

リタ:「何か気になる音が聞こえましたか?」

ティオ:「壁が気になるんですか?」

アンス:「妙に部屋が狭かったからつい」

トトリテ:2d+5+4 聞き耳 SwordWorld2.0 : (2D6+5+4) → 10[4,6]+5+4 → 19

バアム:壁のプロトトリテ

トトリテ:壁ソムリエ

ティオ:もしかしたらこの壁は食べれるかもしれない

リタ:壁は食べられませんよう

GM:トトさまの耳にはしかと響きました。いまいる部屋の東側に、壁を叩く音が不自然に反射したのを。それはさながら腹をすかせたトトさまのような虚

バアム:危険だ

アンス:トトさまの空腹は音も衝撃も消化して無に還すはず

トトリテ:「……ほう。アンスよ、お前の勘は正しかったようだな。トトさまイヤーはしかと捉えたぞ! この先は空洞のようだ!」

アンス:「ふむ。じゃあ、突き破る?」

トトリテ:「うむ。この日の為にフルゥに搭載しておいた自爆ボタンをだな……」

リタ:「自爆させちゃダメですよー!」

フラジール:『もうちょっと穏便な方法にしない!? 向こうへ行く手段、どこかにないかな!?』

クレア:アンスくんさきに床しらべて

GM:なぜ日に2回も構造物破壊ルールを調べねばならんのか

バアム:兄さんも試しにノックしてみよう(振りたいだけ

バアム:2d+3+4 ききみみ SwordWorld2.0 : (2D6+3+4) → 9[6,3]+3+4 → 16

アンス:床のつなぎ目を探索?

クレア:探索する前に開けないかとか聞いた方がはやない?

アンス:つなぎ目ってどんな感じのつなぎ目ですか?

GM:まずあなたたちがベッドを避けて確認してみますと、ほぼ正方形に切れ目が入っていることがわかります

バアム:「トトリテの言う通り、何か怪しいですね」

アンス:「下も怪しいし。ふーむ」 手をかけるばしょはあるだろうか。あるいは取っ手

トトリテ:「む、こんな場所に切れ目。火を通しやすくするためか?」

アンス:「隠し包丁を入れるタイプには見えないけど。この研究所」

GM:少し力を込めて押してみると、かすかに動く手応えを感じますね

アンス:なるほど、ふるぱわーだ

クレア:押すタイプだったか

GM:我が名は筋力B判定をねじ込む系GM。冒険者+筋力、目標値50です。3名まで同時に挑戦できます

トトリテ:がんばれー ジールくんに噛み付きながら応援してるよ

リタ:がんばれ(旗振り)

バアム:やはり筋力か 私も同行しよう

リタ:バアム院

ティオ:わたーしもですね

リタ:お爺ちゃんに力仕事をさせていこう

GM:クレアさんでも変わらんと言えば変わらんのだが(

クレア:まぁ男性陣に任せといた方がいいかなって……

ティオ:クレアちゃん行かせてラッキースケベポイントにするべきだった?

クレア:銭投げタイム

アンス:「うん1人じゃ無理だな。兄さんカモーン」

バアム:「はいはい、お安い御用です」

ティオ:「では私もご一緒に」

アンス:2d6+6+3 という感じで兄さんと爺さんと3人かしら SwordWorld2.0 : (2D6+6+3) → 9[4,5]+6+3 → 18

バアム:2d+6+4 筋肉 SwordWorld2.0 : (2D6+6+4) → 3[1,2]+6+4 → 13

ティオ:2d+7+3 腰を労わろうの会 SwordWorld2.0 : (2D6+7+3) → 9[5,4]+7+3 → 19

GM:C(18+13+19) SwordWorld2.0 : 計算結果 → 50

トトリテ:ジャスト

ティオ:ぎりぎり!

リタ:ジャスト

バアム:あぶなっ

アンス:なんとかなった

GM:男衆がえいさほいさと床を押すと、徐々に切れ込みが沈んでいき、ガクン、と大きな手応えとともに床が抜けました。バランスを崩したり崩さなかったりした冒険者たちは、凹の字のように壁の下を潜って秘密の通路を開通します

リタ:ボッシュート

バアム:スーパーマリオブラザーズの最初の土管の中みたいな構造

クレア:「わぁ、隠し通路ですね!」

リタ:「隠し通路だ! 探検って感じでワクワクします!」

トトリテ:「ぬははは、随分とお茶目な研究所よな!」

アンス:「なるほど。兄さんちょっと様子見お願い」

バアム:「向こうへ繋がっているものとみて問題なさそうですね」

GM:さすがに騎獣は通れない広さですが、人ひとりずつなら通れることでしょう

バアム:ノージール

クレア:くらい?

GM:くらい。まだティオさんの【ライト】は光ってるだろうけど

ティオ:じゃあ様子見は爺が

GM:ティオさんを先頭にして通路をくぐりぬけると、レストルームとほぼ同じ広さの隠し部屋につながっていました。ここは値打ちのあるものを保管していたのか、マギスフィアや魔動機械があちこちに転がっています

GM:そして、ティオさんがかかげた光が少女の顔を反射しました

クレア:おや

リタ:!?

ティオ:おなご

アンス:だれかいた?

バアム:幽霊だ!

アンス:「……おや?」

ティオ:「こんな所に女の子……?」

リタ:「えっ?」

GM:少女は光にめをくらませることもなく、それどころか瞬き一つすらせずに、壁によりかかって座っています

アンス:そういやこの隠し部屋はさっきまで浸水してた?

トトリテ:手前の部屋が浸水してなかった事を考えるに、してないんじゃないか

バアム:部屋の中は乾いてるんじゃなかったっけ

GM:してないですね

リタ:水が入ってこない。すごい

アンス:とはいえここにずっといたならにんげんではないか

トトリテ:「ぬ、誰だお主は」

クレア:「こ、こんにちは、ですか?」

少女@GM:「……」

GM:トトさまとクレアさんの呼びかけにも少女は反応しません

リタ:『こんにちはー?』 魔動機文明語であいさつしてみよう

バアム:「目を開けたまま寝ているのでしょうか」

トトリテ:「なんと、魚であったか」

アンス:「人魚には見えないなぁ」

リタ:「魚じゃないと思いますよ……?」

ティオ:「魚ではないかと……」 少し近づいてみよう

GM:では、ティオさんが少女に近づいてよくよく見てみると、彼女は人間ではないことがわかりますね。非常に精巧に作られていますが、それは人形のようです。ドールというよりは、アンドロイドというかそんな感じ

アンス:アイフォンだった

リタ:へいしり

バアム:ポポン

ティオ:「これは……人形ですかね?」

トトリテ:「人形か……ふむ……」

アンス:「ふむ?」 その言葉をきいてみにいこう

リタ:「人形なんですか? すごく本物っぽいですね」

アンス:「ルーンフォークにも見えないが、ホムンクルス的なやつかな?」

バアム:「今にも動き出しそうなものです」

クレア:おもちかえりしゅる? 見識とかでなにかわかるかしら

GM:見識か。目標値14でどうぞ

トトリテ:2d+4+3 ケミ識 SwordWorld2.0 : (2D6+4+3) → 8[2,6]+4+3 → 15

クレア:トトさまくわしい

リタ:ということは……食べ物……?

ティオ:食べ物だったか…

アンス:たべていいんですかやったー

GM:トトさまは、この少女が食べ物じゃないってことがわかります

トトリテ:天才的な気付き

リタ:さっき食べ物じゃないって言ったでしょ!

トトリテ:「大変なことが分かってしまった。皆、よく聞いてくれ。この人形は……食べ物ではない!」

ティオ:「でしょうね……」

リタ:「えっと……はい」

バアム:「トトリテが言うのであればそうなのでしょうね」

アンス:「まあ食べられそうには見えないが」

トトリテ:「なんだその反応は! 寝起きのフルゥよりつめたいぞ!」

GM:人に姿を似せた魔動機械というものは往々にして出土しているのですが、あまり保存状態は良くないことが多いです。しかし目の前の少女人形は非常に保存状態がよく、無事に持ち帰ることができれば相当いい値で売れるだろうなあということがわかります。興味があるかはさておいて、こういうのを好む好事家も、少なからず存在します

クレア:無事にと言うが油紙が足りるのか……

GM:めっちゃ巻かないと……

バアム:ミイラ

リタ:何枚いりそうです……?

ティオ:めっちゃまく……

トトリテ:「それはそれとして、これほど保存状態の良い人形は中々珍しいのではないか?」

アンス:「うーん、フラジール君に呑ませるわけにもいかないし。絵面が」

クレア:「でもどうやってお持ち帰りしましょう?」

リタ:「持って帰るんですか? 油紙でいっぱい巻かないとですね」

ティオ:「油紙、たりますかね……」

アンス:「取り敢えずこの人形、体勢を持ち運びやすくしたり出来るんだろうか。手足を畳めばもうちょっとコンパクトに」

バアム:「体育座りですかね」

リタ:「三角座りに」

アンス:「試してみようか」

バアム:三角座り多数だったチクショウ!

GM:人形は、110cmくらいの可憐な童女の姿をしています。三角座りみたいな感じで折りたためば3枚で巻けることにしましょう

GM:リタさんも油紙3枚で巻けるね

ティオ:お、おう……?

トトリテ:「こちらもこちらで絵面が危ういな」

アンス:「人形だし」 器用に体育すわりにしてくる

バアム:「優しく巻いてあげましょう」

リタ:油紙まきまき

アンス:いーとーまきまき

バアム:ひいてひいて

GM:とんとんとん

GM:まきまき作業してるときにさすがに気づくでしょう。少女の背中に、あなたたちが探している義肢用のマギスフィアがはめ込まれているようです。元々は彼女たちの動力源として内蔵されていたものなのかもしれません

バアム:取ったら価値が下がるとか

GM:マギスフィアを取り外しても、はめ込んでも、現代の技術で再起動はできないので人形そのものの価値は変わらないでしょう。もちろんマギスフィアがついていた方がその分売値は高くなりますが、依頼品を売り飛ばす扱いになりますのでその辺はよしなに

アンス:引っこ抜けます?

バアム:うんとこしょ

リタ:どっこいしょ

GM:マギスフィアは取外しできそうですね

アンス:「取り敢えず外すかぁ。一緒に駄目になっても困るし」

バアム:「持ち帰る荷物も増えてきましたね」

トトリテ:「大漁なのはよきことよな」

リタ:「油紙足りるかなあ……?」

クレア:この部屋って他にはめぼしい物ないんだっけ

アンス:色々散らばってるって話だし探索かしら

リタ:まだ探索振ってなかった気が。

GM:あとは描写で遮ってしまったが探索どうぞ。目標値15です

ティオ:2d+5+2 タンサクゥ…… SwordWorld2.0 : (2D6+5+2) → 8[3,5]+5+2 → 15

GM:ティオさんは大量にある魔動部品の中から、特に大きなものを見つけます。目算で8,000Gくらいになりそうです。あとは特に気になるものはありませんね

ティオ:おおきい!

バアム:でかーい

ティオ:「これは結構な値になりそうですね……」

クレア:よーし撤収

ティオ:てっしゅー

アンス:ねくすとるーむ

GM:ぐるぐる巻きにした少女を背負った冒険者たちの一行が目撃されたとの情報が入りました

ティオ:犯罪臭

アンス:目撃者は湖の藻屑になる

バアム:四肢の無い女の子を運んだ前科もあるというのに

クレア:言い逃れできませんね

リタ:目撃者はトト様のお腹の中へ

トトリテ:トトさまを東京湾みたいな使い方していく

アンス:誰も探しに来ねぇよ

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