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白青線ブルース  作者: 村雨/架空パンク
14/14

白青線ブルース

作:架空パンク(前半)、村雨(後半)

――架空パンク――



線路はつづくよ きっと東の空

吊り革の上 風船の海

ふっと 夢見てる


線路沿いには 月下美人の花

明るい夜の月の下


揺れているのは 花びらじゃなくて

誰か置いてきた顔


描き切れなかった 夢のつづきは

車窓の外 西の空まで

泳いで遠ざかる


線路沿いには 月下美人の花

明るい夜の月の下


揺れているのは 花びらじゃなくて

誰か置いてきた顔


白青電車の踏切の前

君と探したホントのこと

きっとまだ 街灯の下


線路はつづくよ きっと東の空

吊り革の上 風船の海

ふっと 夢見てる



――村雨――



鉄砲みたいに

雷みたいに

そんなに速くはないけれど


蝶々みたいに

湖みたいに

ふわりふわりと広がって


伝い流れていくように

ゆっくりゆっくり走り出す

想像のブルースの上

遠くどこかへ走り出す


飛行機みたいに

大鷲みたいに

空まで飛べはしないけれど


初雪みたいに

青空みたいに

とりとめもなく広がって


伝い流れていくように

ゆっくりゆっくり走り出す

想像のブルースの上

遠くどこかへ走り出す


僕らみたいに

あなたみたいに

そんなに強くはないんだよ

いつも揺られていくんだよ


伝い流れていくように

ゆっくりゆっくり走り出す

想像のブルースの上

遠くどこかへ走り出す


村雨です。



詩集「白青線ブルース」を読んでいただき、本当にありがとうございます。

本作品は、この同名の二つの詩によって完結となります。



この詩集は、僕・村雨が提案して作ったものになります。

高校生として毎日通学時に乗る伊豆箱根鉄道との付き合いも三年目、しかも初めて乗車したのはもっと前、ということで、当然のごとく愛着が湧き思い出も増えました。

そこで、そろそろ高校を卒業するし、いい節目だから感謝を述べよう、ということで、「唾棄すべき」友人の架空パンクに声をかけて制作することに。


執筆は非常に楽しんでやりました。

色んなことを振り返って浸ってみるのもいいものですね(笑)

従来とは違った作風にチャレンジもしましたし、個人的にレベルアップしたような気もします。


架空パンクも「全力を出し切った」と充実した様子です。



今は受験生ということもあって時間は取れませんが、いつか必ずメロディーをつけて曲にしたいと思っています。

時間はかかりますが、待ってくださる方は半年ぐらいしたら活動報告を見てみてください。



とにかく、この詩集は自信作の集合です。

書ききったことを誇りに思います。



最後にもう一度、読んでいただきありがとうございました!

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