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12話:炉の咆哮

 空気が変わった。


 熱でも冷気でもない。

 ただ“圧”が肌を押し、背骨を鳴らす。


 説明できない感覚――

 だが、戦場で何度も死線を歩いた身体は知っている。


 ここが迷宮の心臓部だ。


 奥から脈打つような震動が伝わってくる。

 ズゥン……ズゥン……

 炉が呼吸しているとでも言うように。


 エリスが立ち止まり、横顔をこちらに向けずに言った。


「この先です。炉は……まだ止まっていません」


 静けさと熱意が同居した声。

 揺れていない。

 恐怖よりも知りたいという意志が勝っていた。


 若いが、芯が強い。


 そんな背中を眺めながら、胸の奥が微かに揺れた。


 ――だから俺はここまで来たのか。


 金のためだけではない。

 国家の命令だからでもない。


 理由の形をまだ名付けられないまま、俺は言った。


「エリス、構えろ」


「はい」


 短く応じて、杖の先に淡い光を灯す。

 その光が、闇の底に潜む“影”を照らし出した。


 ――ガリリ。


 鉄が床を噛む音。

 赤い光点が闇に浮かぶ。

 ひとつ、ふたつ、みっつ……。


 機械兵の眼だ。


 炉の脈に合わせて、奴らの胸部の亀裂から赤い鼓動が漏れ始める。


「来るぞ!」


 俺が叫ぶより早く、エリスが杖を振り抜いた。


「左の影、二体!」


 光が一点に収束し、機械兵の影の形が浮かび上がる。

 俺はその情報だけで動く。


 足を半歩ずらし、最前の機械兵の横薙ぎをかわす。

 火花が床へ散る。


 同時に、背後からエリスの声。


「ラカムさん、低い姿勢で!」


 言われるより先に、俺は身を伏せていた。


 次の瞬間、エリスの魔術が頭上を通過し、機械兵の関節部へ光の刃が突き刺さる。


 脚部がぎくりと止まり、重い巨体がわずかに傾いた。


「仕留める!」


「下がって! まだ動きます!」


 俺が後ろへ下がる声と同時に、エリスが杖で床を叩く。


 衝撃波。


 俺の足元を、波形が地を走るのを追う。

 傾いた機械兵の体勢をさらに崩し、後方にいた機械兵も片足が浮いた。


 狙いがいい。


 二体の間に位置どり、前方にいる機械兵の崩れが大きくなると同時に、俺はその膝へ蹴りを叩き込み、重心を完全に壊して床へ叩きつけた。

 踏み抜く蹴りのそのままの勢いで、体を深く沈める。

 全身を使って伸び上がりながら反対の脚で後ろに踏み出し反転する。その勢いのまま重心を刃に乗せて、後方の機械兵の、未だ降ろしきれず不安定な脚の膝裏を狙って斬り上げた。


 鉄の兵が倒れる音が、炉の脈に混じって響く。


 息を整える暇もなく、エリスが叫ぶ。


「右後方、三体目!」


「任せろ!」


 俺は視線を向けずに走った。

 エリスの指示にだけ従う。


 彼女の魔術が周囲の光量をわずかに変え、影の濃淡で敵の位置が分かる。


 ――この魔術は、俺のために調整している。


 そう気づいたとき、胸が熱くなる。


 彼女はただ“研究者”として戦っているのではない。

 俺が動きやすい戦場に作り替えている。


 距離を詰めた瞬間、機械兵の腕が薙ぎ払われた。

 風圧で頬が切れる。


 だが――


「足元!」


 機械兵の踏み替えが一瞬止まる。

 エリスの声に合わせ、俺は機械兵が振り切った腕を、引き戻す迄にできた一瞬の隙に、肩口へ剣を斬り下ろす。

 関節を断つ刃が鉄をえぐり、機械兵の腕が力を失って垂れ下がる。


 続く追撃。

 胸部の赤い亀裂へ、渾身の蹴り。


 炉の脈が一瞬揺らぐように、巨体が沈んだ。


 俺は息を吐き、背後へ言った。


「エリス、連携は悪くないぞ」


「ええ……良く、では、ないですね。

 あなたが合図より早く動くから、調整が――」


「おい、褒めてんだよ」

「……じゃあ、良しとします」


 少しだけ、声が柔らかかった。


 赤い炉の脈動は、なおも奥へと誘うように響いている。


「この奥が本命だ。

 ここまで来て退くのは性に合わねぇ」


「私も、です」


 エリスは迷いなく言った。

 その瞳は揺れていない。


 俺たちは並んで歩き出した。


 炉の咆哮が、戦いの核心を呼び寄せるかのように鳴り響いていた。


チャッピーの凄さ?

!生成されたアクション文章の動きがイメージできない。

『「足元!」

 エリスの声に合わせ、俺は逆方向へ踏み込み、

 腕の死角へ潜り込んで斬り上げた。』

!文章の意味と状況説明の質問や、こちらのイメージを伝えて、できた文章の切り貼りを行うが…全体的に削除する部分の方が多くなってしまうのは、自分の文章力や、想像力と根気の無さが原因だね。

!とは言え、エリスに2体と言わせて、1体倒した描写ですぐに3体目出して、そちらを倒して戦闘終わり。2体目は?ってツッコミして修正しないといけないのはどーなんだろ。

!3体目の胸のキレツはいつできたか描写ないまま、蹴りで撃沈する流れは、よいツッコミが出来ずに、不自然な文ばかりになったので、ほぼ生成したままの文章に戻した。

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