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悪魔オヤジのムソウ  作者: 祇神 安紀
王都
97/608

段取

今回の事件の責任はすべて俺にある。 

もう二度とルーシャの様な被害者を出してはならない。


さて、どういう手を打つか・・・

まずはこの事件に関わった連中に報いを受けさせるため

ハチに事件に関しての詳細な情報を集めてもらおう。

騎士団員たちの安全も確保しとかないと・・

騎士団員には暫くの間だけ待機命令を出すとするか。

一両日には全部終わらせるが、その間我慢してもらおう。

どうしても動かないといけない場合は

各部署の責任者に届け出て許可をもらうことを義務付ける。

その場合は集団で行動してもらおうか・・その方が安全だ。

心配なのはこの件で勝手に行動する者が出て来るかどうかだが

ルーシャと仲の良い残りの大福3人の行動が気になる。

彼女たちは無茶な事はしないし、機転もよく利くし命令に従順だが

本当の姉妹のように仲が良かった者がやられたのだ。

大人しくしていろと言う方が無理なのかもしれないが

一度直接話をして自重してもらうしかない。


早速彼女たちに会いに行ったが彼女たちは(はや)る団員たちの

(なだ)め役に徹している

少し安心したが、一応話はしなければと思い声をかけると

全て俺に任せるのでギタギタにしてくれと

いつも変わらない笑顔で応えてくれた。

信頼してくれているのだろう・・これに応えなければ!

後程改めて彼女たちのために何か出来ることがないか聞いてみるか。

ルーシャはアイラやディアナが信頼し可愛がっていた部下だ。

二人も忸怩(じくじ)たる思いで一杯だろうが

報復をしたい気持ちを抑え込み皆の模範になろうとしている。

・・・本当に申し訳ない。



少ししてラウド指令とコルネ卿が俺を訪ねてきた。

彼らは今回の件について謝罪するも、俺は受け入れる気は無いと告げると

今後の俺の対応について執拗(しつよう)に問うてくる。

俺は卑屈で狭量で、大らかな心など持ち合わせてはいない。

完全に無視を決め込むと、俺の心中を察してか二人は引き上げた。

今回の事件の報復に王家を巻き込む気はない。

下手に介入され有耶無耶(うやむや)にされたくないからだ。

陛下の事だ、相談しても好きにしろと言うだろうが

もしもの事があると厄介極まりない。

早急に対処し、俺に敵愾心(てきがいしん)を持つ連中にも思い知らせる必要がある。

徹底した対処をしなければ、調子に乗った連中が

また手を出してくる可能性は否定できない。



少し冷静になれたが

二人の魔女は会議以来片時も俺の側から離れない。

もう大丈夫だと言っても離れようとしない。

二人を伴いルーシャの様子を見に行くとよく眠っている様だ。

蘇生魔法の行使の際、彼女自身の魔力を全て使い切った。

体力も魔力も回復するまではかなり時間が掛かりそうが

容態は安定している。

時間が経てば目を覚ますだろう。

それまでには今回の事件の落とし前は必ずつけてやる。



ハチが今回の事件の情報を収取し終えた。

ある程度の予測はしていたが、黒幕は外務卿に(そそのか)された貴族連中だ。

貴族が第4王国軍に行動を起こさせた。

この際だ、第4軍は潰す。

さて、軍と貴族どちらから潰すか・・

初めは報告なんて必要ないと思ったが一応ラウド・コルネ両氏には

第4軍及び貴族を潰すので後始末は任せると伝えておこう。

後始末くらいはやってもらう。

王国軍をここまで助長させておきながら

放置まがいの手しか打てなかったのだから

それくらいやってもらっても良いだろう。



俺が(ほう)けている間、皆しっかり対処してくれて事件以降

何も問題は起きなかった。

騎士団員皆に集まってもらい謝罪と感謝を述べた。

明日、第4軍を潰しその後事件の首謀者である貴族を排除するとも伝え

その間の騎士団の取るべき行動も指示し

第4軍及び貴族の処置は俺一人で行うとしたが

思った以上に反対意見がでた。

王国軍の敷地内には魔法無効化の結界が張ってあり

騎士団員にとっては戦闘になった際には不利な場所だ。

流石に団員を連れてはいけないのだが、

二人の魔女はあの程度の結界なら関係ないから連れて行けと言い張るが

彼女たちには拠点防衛の要となってくれるように頼んだ。

アイラとディアナにはいざという時の全体の指揮を執ってもらい

大福3人には指揮の伝達や団員のまとめ役をやってもらわないと困る。

簡単ではあるが明日以降の打ち合わせが終わり、

俺はルーシャが眠るアイラの部屋に向かった。

まだ魔女のお姉さんがたは俺に付き切りで

俺の頭を頻繁(ひんぱん)()でるんですけど・・



よしよしって・・・俺の保護者か!!


昨日は投稿を間違いました。

お詫び申し上げます。

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