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悪魔オヤジのムソウ  作者: 祇神 安紀
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団長

性的表現を含みます。※閲覧注意

盗賊たちが引き上げたのを確認し辺りを見渡すと

少女たちの(ほとん)どは顔を伏せ気味に座り込んでいる。

全員で13人、2~3人ほど横たわっているが

ぱっと見あまり大きな怪我はしていないみたいだ。

相当疲れているのはよく分かるが、ミニスカで体育座りは止めて欲しい。

若いからできるのか、疲労(ひろう)困憊(こんぱい)で気が回らないのか・・・・・・

カラフルなモノが丸見えである。

大胆だな、若いっていいねぇ~・・・・

イカン、イカン、何を見ているんだ俺は。

キチンと注意しなければ。

(はした)ないですよ、この様な時でもチャンと座りましょう・・・」

何て言える雰囲気ではないし、どのように声をかければ良いんだろう

とか思いつつ目が離れない。

しかしまぁ何だ、これが大人の女性だったら・・・・惜しい・・


戦闘が終わってそのような事を思っていたが、ふと我に返った。

俺は前世を含めたら結構な年だ、ある意味ジジィだ。

あれ?正真正銘のジイさんか・・・・

この様な事ではダメだ、チャンと紳士的に行動しなくては。

ちょっと待てよ。

スカートの中を見ることって犯罪だったような

でも(とら)え方によっては女の子が見せているってことにもなるけど

普通は見せないよな・・・・

あ、子供だからOK?

いくら子供のモノでも見たらだめだよね?

見たら犯罪だよね・・セクハラ・覗き・盗撮・痴漢・強制猥褻(わいせつ)

青少年なんとか条例・強姦・・

ヤバい!見ちゃダメだ、見ちゃダメだ・・・


などと考えていたら、誰かが俺に近づいてきた。

マズい、注意される、捕まるのか・・・去勢か!!

見ただけなのに去勢・・・無理やり俺が体育座りさせた訳ではない!

まだ経験したことすら無いんだぞ・・・前世含めて・・・それなのに去勢・・

焦るどころでは無い。

言い訳しようにも何も思いつかないし、冷汗が大量に流れてきた。

ヤバイ!!!


「危ないところを助けてくれて感謝する。

 私は王国近衛師団師団長のアイラ・フォン・ラウドだ。

良ければ名前を聞かせて欲しい。」


緊張して固まっていると女性が声をかけてきた。

疲れているのだろうが、毅然とした感じだ。

厳しそう・・・

後ろめたさから師団長を名乗る女性の方に顔を向けることができない。

と言っても、いつまでもスカートの方を見ているわけにはいかないので

仕方なく女性の方を向いたが、相手の顔を直視できない。

失礼かもしれないが胸の辺りに視線を向けた。


可愛らしい小山が見え、色んな意味で少しホッとしたが、油断したらダメだ。

師団長を名乗ったからには、身分が高いことを俺に伝えたかったのだろう。

逮捕特権とかもあるぞ、と言う脅しかもしれない。

正式な場でない限り、身分が高いものは通常、身分が低い者に対して

その身分を明かさないのが上流階級の礼儀だと聞いた事がある。

どこの礼儀だ?(ひかえおろう、何方(どなた)と心得るとか)


警戒しながら名前を告げた。

「ノーヴです。礼には及びません。

 それより怪我人がいないか、見て回ります。

 傷薬が有るので、怪我した人の介抱をさせて下さい。」

色々聞かれるのも(まず)いし、この場を早急に離れるべきとの判断だ。

「治癒魔法を使える者がいるので問題ない。」

あら・・避難措置失敗・・


どうやってこの場から立ち去ろうかと思って焦っていた時、かなり慌てた様子で

団長を呼ぶ声がした。


長くなったので結構省きました。

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