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悪魔オヤジのムソウ  作者: 祇神 安紀
王都
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奇妙

ご覧頂きありがとうございます。

本日更新分の6話目になります。

すみませんが、少し短いです。

明日、場合によっては王都内で戦になる。

そのために会議を開くが俺は何も発言せず全てを彼女たちに任せた。

会議の終了時、発言を求められたが全部任せるとだけ言った。


皆戦意旺盛なのか緊張なのか分からないが

夜になっても誰も俺の所に寄って来なかった。

アイラたちは会議が終わっても主だった者たちを集め話し合っている。

誰も寄って来ないのは寂しい気もするが、これが当たり前だと思い

俺も少しホッとした。

『妙ですね、今日は違いました。

 何かあるかもしれませんので、王都一帯をカバーしておきます。』

流石ハチだ、微妙な変化を見逃していない。

ハチは警戒するが、俺は少し楽しみにしている。

何が起こるか、何が飛び出してくるのか・・・


久々の独りの時間を森小屋に行って楽しむつもりだったが・・

やはり気になったので、この時間を使いこれまで起こった事を整理してみた。

この様に時間がゆっくり流れると感じることは久々だ。



・・・・・なるほど・・

しかし奇妙なものだ。

この奇妙な事はアイラたちと出会った時から始まっている。

初めに妙だと感じたのは彼女たち13人全員と出会った時だ。

正確には12人、一人はベッドの中。

12人が揃って俺を見た時感じたのは、その場にもう1人いるってことだ。

つまり、俺は12人に見られているはずなのに13人に見られていたのだ。

もしやもう一人何処かに潜んでいるのではと思い

探知・探索を行うも何も引っかからない。

不思議だと思いハチにも、もう1人潜んでいる者を見つける様に依頼するも

誰もいないとの結果だった。

その時は少しボケたかと流したが、

やはり12人または13人揃った時、常に余分にもう一人いた。

再三繰り返し探知するも見つけることは出来なかった。

全員揃う時だけ、余分にもう一人どこかで俺を見ていた。

まるで全員が揃うと、そこに必ず霊がやって来ている感じだった。

今でも何故そうなったのかは謎だ。

この件だけはハチにも解決が出来ないままである。



その事を省くとその他のおかしな出来事はほぼ全て把握でき

色々な角度から今まで起きたことを分析し辻褄(つじつま)の合わない事も

合理的に解釈し、俺の望まない結論へと導き出され、少し嫌気がさした。


この世界は、元の世界より単純過ぎだ。

頭の悪い俺でもある程度分かってしまうのだから、本当に嫌になる。

『滅ぼしますか?』 

ハチなんか俺よりも早く結論へと至っていて

『どうしようもない世界です、マスターを巻き込むなど。』

少し怒っている。

まあ良いよ、適当にやってみるさ・・

俺は当面様子見というか、第三者を決め込むつもりになった。


でもさあ、ハチ・・

例の見えない人、たまにいるんだよね、見てるんだよ、俺を。

『間違いなく生命反応・魔力反応はありませんので

 生命体ではありません、これだけは断定できます。』


・・・幽霊!!!!


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