表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔オヤジのムソウ  作者: 祇神 安紀
13/596

入浴

性的描写を含みmす。閲覧注意して下さい。

妙な事で彼女たちが軍人であることを認識させられた。

しかし・・・何故走り回っている!!

丸裸でその辺を走り回っている彼女たちを見ると「何だかなぁ~」と思う。

それに・・・・全く揺れていない・・・・

まだまだ幼さを感じさせる年頃のせいだろう。

大人の女性じゃないのが残念だ・・・却って良かったのか?

魅力的な女性が裸で駆け回り揺れていたら、自重出来ない自信はある。

マジマジと凝視し脳裏に焼き付けたこと間違いなし。

・・・彼女たちが魅力的ではないと言いたいわけではない。

微笑(ほほえ)ましいという意味では十分(じゅうぶん)魅力的だ・・・たぶん。


団長も俺の隣であきれ顔だが、止めようとする様子もない。

「元気で明るく可愛らしいですね」

この辺りには魔石による結界を施しているので

魔物は襲ってこないと皆に伝えている。

皆安心して(はしゃ)いでるのだろう、思わす感想を述べると

「申し訳ない。注意すべきだが、皆今日の出来事を忘れ去りたいのだろう。

 いつもならここまで騒ぐことはないのだが、もう暫くこのままで願いたい。」

と団長が応えた。


ほぼ彼女たちの入浴が終える頃、下着姿の女性が団長を呼びに来た。

「皆入浴が終わります。あと入浴されていないのは団長だけです。

早くお入りになった方が宜しいのではないでしょうか。」

「分かった。報告御苦労、・・・・」

呼びに来た女性に何かを小声で伝えて、この場から立ち去るよう命を下し

「入浴していないのは私とノーヴ殿だけになりました。」

何か言い(がた)そうな感じで、俺に何か言おうとしているのが分かる。

何かあったのかなと思っていると

「その、宜しければ私と・・あの、・・・しませんか?」

何を言っているのかよく分からず、もう一度言ってもらおうとすると

「私と一緒に入浴しませんか?」

何か躊躇(ためら)う感じもするが、はっきりとした声で言った。


何を言ってやがる、こいつ・・・と思ったが言えない。

この様なことを普通女性は言わない。非常時でも言わないだろう。

何かあると思い、

「今日は入浴するつもりはないので、どうぞお入り下さい。」

そう答え、団長の方を見ると顔が真っ赤だ。

自分で言って恥ずかしくなったんだろう。

赤面するくらいなら言わなければ良いのに、やはり何かある。

と思って思慮を巡らせ色々考えたが、思い当たる(ふし)は1つしかない。

御礼だ。

先ほどから団長は何度も繰り返し礼を述べてきた。

つまりだ。一緒に風呂に入り俺の背中を流すことにより

より鮮明な感謝の意を示そうとしたのだ。それに違いない。


「全員、集合。

 先程の問題も今を持って解決した。

 皆、安心して休むように。 以上解散!」


問題って何のことだ?

何かあったのかと思い団長に問い質そうとするが、ホッとした感じで

俺に一礼すると、さっさとトイレ&入浴に向って行った。

団長は他の女性より服の上からでも分かる凹凸(おうとつ)の持ち主である。

彼女の入浴の際、じっくり拝見させて頂こうと思ったが止めた。

彼女もまた若いのだ。見られることを好まない・・・ハズ。

あれ?・・・年齢は関係ないな・・誰も好まないよね。


一人この場に残こり、さて何をしようかと思っていると

数人が下着姿のままでやって来た。

何と彩り豊かな事であろう。

赤・黄・青・緑・・・・白は何処に・・

この世界の女性は白い下着は着用しないのか・・・

黒はいないのか・・


彼女たちは、ニッコリと微笑み

「やはり思った通り素敵な方です。有難うございます。」

そう告げると足早に去って行った。

俺は何のことか理解出来ずに、ただ苦笑いを浮かべた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ