表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HOLY TOWER  作者: ToW
第1章 希望の塔
4/8

第三話「戦い方(後編)」

「じゃあ、俺に魔法を教えてくれるかい?」

「…!!はいっ!」


──────

それから俺は三つの初級魔法を覚えた

どうやら初級魔法は詠唱は必要なく、

技名を言うことにより発動出来るらしい。

便利なもんだな。


覚えた魔法はファイヤーボール、ウォーターボール、そしてライトニングだ。

少年は火と水の適性があったためファイヤーボールとウォーターボールは教えてもらってすぐ出来た。

ライトニングはどうやら半分の確率で失敗することがあるみたいで、最初は技名言っても出なくて少々焦った。

こっそりガイドブックを見て失敗する確率があると知った時は少しキレそうだった。

強いから仕方ないか…


よし、戦い方、魔法の使い方をほぼマスターした

これなら案外楽勝なんじゃないか?

…いや、油断はしちゃダメだな。

ここの塔はゲームの世界のようだが

実際には現実で、死んだら本当に死ぬ。

油断をしていたらいつ死ぬかわからない。

気を引き締めていこう。

──────


「ちなみに、そいつらはいつくるかわかるか?」

「た、たぶんもうくる!」


うーーん確定でくるみたいだけど時間は多少ズレはあるだろうし…とりあえず今日はこの小屋で寝ずに見張りかな…


その日は時間だけがすぎ、暗くなっていた。


「─────ッハハ!面白いだろう?」

今日はもう来ないのだろうかと思っていたら

いきなり光と共に男たちが3人ほど現れた。


「おーい!坊主ぅ?出てこいよ!また遊んでやるからよ!」

「今日はヒーローごっこでもしてやろうかぁ?俺らがヒーローで、お前が悪役なぁ?」

笑いながら無駄話を話している。

「おい、少年…あいつらか?」

少年の方を見ると酷く怯えた顔をして肩を振るわせていた。

どうやらあいつらみたいだな…


「待ってろ…俺が倒してくる。」

「で…でもっ!」

不安はある…俺だって死ぬのが怖いわけじゃない

痛いのだって本当は嫌だ。

ただ、あいつなら、あいつなら多分

少年を見捨てることなく、自分の命を捨ててでも戦いに行くはずだ。

あいつは優しいし、誰よりも人に優しかった。

俺は優柔不断だけど、あいつは物事をよく理解していてすぐに決めていた。

あいつにはなれないけど、あいつみたいに、人に優しくして生きていたい。

だからこそ悪いことをする奴らは許せない。


「心配すんな、絶対に生きて戻る。隠れてろ」



ToWです。

特に書くことがなくなってきました()

小説は毎週水曜12時更新です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ