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プロローグ
特別良いわけでもない人生。
高校を卒業して大学生になり、現在一人暮らしの19歳
で一人っ子で彼女はいない。
親が仕送りをしてくれるおかげで、大学に通って家で
ゲームして過ごすそんな日々だった。
そんなある日、大学から家に帰っているとき
「だれか捕まえて!ひったくりよ!」
と前にいる女性が叫んでいた。
ひったくりをした犯人の男は、こちらに向かって逃げてきている。
俺は捕まえようと男のうでを掴んだが
「どけ!」
と男が言って、俺を突き飛ばした。
俺は突き飛ばされた衝撃で地面に転び運悪く道路に飛び
出した瞬間に前から来ていた車に、跳ねられた。
「大丈…で…か!」
意識が薄れていく中、ひったくりにあった女性の声が
聞こえたのが最後で俺は死んだ。