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短編集

護衛者

作者: 希灯路

短編シリーズ第二弾。



「キーンコーン、カーンコーン」

神薙学園の一日が終わった。

たくさん、いやチョロチョロと少ない人数の少年たちが校門を後にする。

普通学校というものが終われば少なくても数百人もの人たちが校門を去っていくはずなのに・・・?

ここは廃校寸前の学校なのかな?


だけど・・・この学校は普通の学校に比べて明らかに広かった。

これだけの敷地があるのだから廃校とは思えない・・・この学校ってなんだろ?


「おい!あんた」


突如、一人の少年が背後から僕の肩を掴むと恐ろしい顔を向けてきた。


「うわぁぁぁ、すいませんでした」


僕は少年の手を振り払うと軽く頭を下げて走って逃げて去って行った・・・。



「えっっっと、はじめまして。僕の名前は橘 海樹(たちばな かいき)です。

今日、初めてこの清須町にやって来ました。

一応、十六歳で背はえーと176㌢で趣味は・・・旅をする事。

髪は長くて後ろで結っています。

顔は・・・まぁ悪くはないかな・・・多分」


・・って僕は誰に喋ってんだ。

とにかくいまは忙しいからまた今度ねぇぇぇ・・・。


後ろから追いかけて来る少年に必死で逃げる海樹だった。


「やっばぁ・・怖い人が追いかけてくるーー」


「ちょっと、君、待ってくれ。財布を落としたよ」

海樹を追いかける少年は親切だった・・・。

ちなみにそれに気づいたのは神薙学園を去ってから30分が過ぎた頃であった。


「本当にすみませんでした・・・」


海樹は必死に財布を渡す為に僕を追いかけて来てくれた親切な少年に謝る。


「・・・きに・・・しなくて・・・いいよ」


息切れし所々で息をはぁはぁ言わせながら少年は答える。


「お・・俺の名前は織田 勇樹・・だ・・・よろし・・く」


織田 勇樹(おだ ゆうき)は僕と同じ十六歳で真っ黒の髪をオールバックにして、身長は僕より少し高い180㌢。

とてもかっこ良く、服も黒いシャツにジーパンと良く似合っている。


「ぼぼぼぼ僕の名前は橘 海樹です。こちらこそよ・・よろしく・・・」


 二人の少年はこの日、出会い友達になった。




そして物語は現在ようやく始まるのであった。この海樹を中心にして・・・。


僕が旅に来たこの町はA県の清須町、僕はこの町で流行りの「チョコスパライス?」を

食べる為に来たんだ。

その道中、見たのがあの神薙学園だった。

そこで僕は勇樹と出会った。

勇樹は僕の財布を必死に返そうとしてくれた最高に優しい男で

僕と勇樹は二人で恐怖の『チョコスパライス』を食べた事がある程の仲にまでなった。


「僕はこう見えても父の死で多額の遺産を受け継ぎ、現に数百もの会社の会長なんだ。

ただ父は僕を過保護に育て過ぎて、どうも人と話すのが苦手になったみたいなんだ。

だから僕は人に慣れる為に旅をして頑張ってる」


鏡に向かって喋る自分は少し・・・って言うか、かなり可笑しいかも。


「・・・はぁぁぁ・・・頑張るぞ!」


自分に言い聞かせ僕は超高級ホテルのスイートルームを後にした。

向かうべく場所はこの町で始めての親友 勇樹のところだ。


「勇樹くん、もしかして待たせちゃった?」


不機嫌な顔をして勇樹は立っていた。

だがどうやら怒りの矛先は僕でなく勇樹の向かいにいる三人の男たちにであった。

いかにも悪者っていう雰囲気の三人は金髪にサングラスをその服には

金銀様々のチェーンが彼らを彩っている。


「勇樹くん?行こうか」


恐る恐る僕は勇樹の前に立ち笑顔で視線を遮る。


「あ・あぁ、分かった。行こう」


勇樹は僕の思ったとおり三人を睨むのを止め歩き出す。


「ちょっと待てよ!あんだけガンくれてただで済むと思ってんのかぁ!」


三人組の一人が僕に寄って来ると僕の顔をいきなり殴ってきた。


「うわ!」


僕は勢いに押され倒れこんだ。

同時に勇樹の怒りは頂点に達し三人組に対し猛突進し僕を殴った男に一撃を加える。

つづき向かって来る二人を蹴ると、パンチと流れるように決めていく。


「手前ら!俺の親友を殴っといて病院に行く準備は出来てんだろうな!」


勇樹はすかさず脅しをいれる。

倒れている二人の男たちは立ち上がる事も出来ず足をただバタバタさせる。

勇樹の一発は完全に足にきているのだ。


「おい!こっち見ろ、このガキ殺すぞ」


あれ、このガキってもしかして僕の事かあぁぁ、

僕はいつの間にか首を絞められ首筋にナイフを突きつけられている。


「僕って不幸」


心の中で僕は涙した。勇樹は動く事も出来ず成り行きを見守る。


「誰に何をやってる!」


声の主はいつの間にか男の背後に立っていた。

瞬間、男のナイフは声の主に握られ動かせなくなった。

同時に声の主の手の平から赤い血が滴り落ちる。


「う・・・うわ!俺は何もやってない、お前がナイフを掴むから・・・」


男は血を見ると腰を抜かしへたり込んだ。


「血が怖くてナイフを持つな!愚か者が」


声の主はへたり込んだ愚か者に思い切り蹴りを入れる。

「ズカッ」、凄まじい音が周囲にこだまする。

それを喰らった男は「グゲッ」と嗚咽をもらし気を失った。


「ご無事ですか?海樹様」


あっ、この声ってもしかして、うわぁぁ、もう見つかっちゃったよ・・・。

彼の名前は氷室 正樹(ひむろ まさき)

僕の護衛者で会社の役員が僕の安全の為に雇った人だ。


ありとあらゆる格闘術をマスターしていて、その実力は鬼神の如くである。

僕の二つ上の十八歳で何色にも変われる白く染めた髪に、繊細な肉体、

その肉体は決して格闘技に向いているとは思えないが

彼は繊細な肉体のバネで敵を攻撃する。

それは余分な動きもはいるが彼の瞬発力はそれを見事に超えているのだ。

カポエラ、テコンドー、中国拳法、太極拳、柔術、サブミッション、これらの格闘技は

彼の手にかかり氷室流 『武神術』に進化しているのだ。


「えっと、よく分かりましたね正樹さん」

正樹は海樹の言葉に反応せず、携帯を手にし、何処かに連絡を始める。


「氷室です、海樹様を保護しました。これからどうしますか?」


受話器の向こうから返答が帰ってくる


「いつもの通り、二十四時間体制で護衛を頼む。そちらの位置は確認できた、

すぐに豪樹もそちらに送る。

二人で会長の安全な旅をサポートしてくれ」


「豪樹が?分かりました、サポートに入ります。あの・・・代わりますか?」


 海樹をちらりと見ると海樹は気まずそうに携帯を受け取る。


「あの・・佐伯さん、勝手に出てしまって申し訳ありません」


「ふぅ、まったくお部屋にいらっしゃらない時は血の気が失せましたよ。

会長、いいですか、本来なら真綿に包み誰の眼にも映らない安全な場所に貴方を移したい位、

貴方の事が心配で仕方がないんです。

どうか、何処かにお行きにならねるなら必ず四天の誰かをお連れ下さい。

貴方の身に何かあったら先代に申し訳がたちません」


この『四天』とは海樹の護衛に会社の役員である佐伯がつけた4人の男たちの事でそれぞれ、


『神』

『審判』

『天使』

『正義』


のコードネームで呼ばれている。

この正樹はそのうちの『正義』の男であった。


「はい・・・、すみませんでした」

佐伯さんは本当の心で僕を心配してくれている。

でも僕は自分だけで旅をして友達を作ったり、心の底から笑い合える親友という者を欲しているんだ。

そしてそれは『会長』という立場では決して見つけれないと思う。

だから僕は佐伯さんに内緒で屋敷を抜け出したんだ。

でも・・さすがに佐伯さんの気持ちを真正面から聞くと謝らずにいられない。


「海樹?」


成り行きを見守っていた勇樹は言葉のやり取りに内容を想定し海樹に向かっていく。


「お前、いったいどういう事だ!会長って?おい説明しろよ!」


勇樹は混乱した頭で訪ねる。


「黙っていろ!海樹様、ホテルに戻りますよ」


勇樹は正樹の態度に怒りをあらわにすると正樹の肩を掴み、その動きを止めた。

同時に

正樹の正拳が勇樹を攻撃する。

だがその攻撃は勇樹によって完全に止められた。

正樹の拳は勇樹の手の平に完全に収まっているのだ。


手加減していたとはいえこれは正樹にとって意外な結果であった。

正樹は残った手で勇樹の関節を一瞬で折りにいった。

だが正樹の行動の意味を察した勇樹はすぐに正樹の拳を解放すると正樹との距離を取り直す。


「貴様、何者だ」


このとき、ようやく正樹の顔が本気になった。勇樹は特殊な訓練を受けていると気付いたのである。

「ヤツ」が雇った傭兵かもしれないと考えたのだ。


「あぶねえ奴だな、てめーこそなんなんだ?」


睨みあい、互いにけん制する勇樹と正樹。


「ま、待って、二人とも止めて!」


二人の間に海樹が割って入る。そして勇樹に向かい言った。


「ごめんね、勇樹くん。今日は帰るよ、また今度、会ってくれるなら・・・」


正樹には見えない角度で海樹は手の中に忍ばせたメモを勇樹に渡す。


「本当にごめん」


こうして海樹は勇樹と別れると正樹と二人で勇樹の視界から消えていった。


「佐伯さんを頼む」


正樹さんの声、ここはホテルの部屋だ。


「佐伯さんですか?この町の神薙学園を調べて下さい。何か嫌な感じがします」


受話器の向こうからコンピュータの電子音が聞こえる。


「これはっ!ビンゴだ。神薙学園の経営者の名は那森 永輝。町の実権を牛耳っている。

それに『ヤツ』の組織の人間かもしれん。すぐにその町から出るんだ!」


佐伯はすぐに指示を出すが少し遅かった。


「佐伯さん、豪樹はいつ来ますか。部屋の外にかなりの殺気が・・・!戦闘に入ります」


そして電話は切られた。正樹は寝室で眠っていた海樹の元に行き海樹を起こした。


「海樹様、起きて下さい。敵です」


僕はその言葉に飛び起きると目をこすり、

現実を直視する。部屋の扉に何度もノックする音が聞こえる。


「氷室様、氷室様!」


明らかに尋常ではない。現在の時間は深夜1時21分。

こんな時間にあれだけ大きな声で呼ぶ事などありえない。


「くそ!おい、やれ!」


「ズキューン」


銃声だ。同時に部屋の扉が開かれた。

海樹の泊まるこの部屋は全部で六つの部屋がある。

現在、二人が居るのは最も奥にある一室である。

ちなみにこの部屋の階数は地上二十五階にある眺めのいい一室である。


つまり窓の外は見渡すばかりの空気である。

非常階段はあるにはあるがそれがあるのは部屋に入ってすぐの

リビングの窓の外にあるベランダにである。

つまり現在、僕たちの敵がいる所である。


「どうするの?正樹さん」


 正樹の腕を頼もしげに掴み海樹は聞く。


「私が敵に突っ込みます。海樹様はここで」


正樹は覚悟を決め海樹に指示する。

この正樹の眼に海樹は自分の状況が最悪の所にある事を改めて知った。

死を覚悟し、敵に突っ込むと言っているのである。


「ダメだ!『武神甲』なしでどうやって銃を防ぐんだよ。絶対にダメだ正樹」


海樹の言った『武神甲』とは両手に着けるダイヤモンド製の盾と

ナックルが一緒になったような攻防一対の正樹の専用武具で、

銃の弾をも跳ね返し(眼で弾の弾道を見る事が出来なければ意味は無いが)

その一撃は地上の鉱物すべてを破壊する事が出来る

氷室財閥特注の最高の武具である。


「ですが、このままでは・・・。いま行った方がまだ助かる確率は上がります」


海樹を諭すように正樹は言う。


「それは僕が助かる確率だろ、君が死ぬ確率、は上がるんだろ。そんなのは嫌だ!」


正樹の言葉を海樹は否定する。


「しかし」・・・「!」


そのとき、正樹は急に僕が寝ていたベッドに目を移した。あわてて僕も視線を追う。


「えっ、なに?」


特に変わった様子は無い。しかし正樹はベッドを足でずらした。

ベッドの下には信じられなかったが勇樹がいた。

ベッドの下に隠し扉?があったようなのだ。


「よう、海樹。助けに来たぞ」


勇樹は正樹を無視し海樹を見た。


「勇樹くん、どうして?」


そう言う海樹に勇樹は一言、簡潔に答えた。


「親友だろ」


勇樹はこのホテルの内情に詳しいようだ。

僕たちは隠し階段を下りて行くと二十四階に足を下ろした。

正樹はその間、常に勇樹の行動に目を配らせていた。


「どういうつもりだ。貴様が那森 永輝の部下という事は調べがついている。

那森のSP養成校 神薙学園の織田 勇樹だろう?」


不意に勇樹の顔に殺気がこもる。が、それはすぐに消え去る。


「2時間前の話だ。現在は海樹に命を預ける側の一人だ。何故かな?

こいつには人を惹きつけるなんというかカリスマみたいなものが

あるみたいだ。もう那森みたいな悪人の為に働くつもりはない」


 勇樹は海樹の頭を軽くなでると、海樹に笑みがこぼれる。


「勇樹君?」


海樹はもう親友でいられないと思った勇樹の現在の行動に喜びを隠せないでいた。

正樹は鋭い眼光のまま言った。



しばらく考え込み、


「いいだろう、今は味方が多いほうがいい。お前を信じてやろう」


三人は互いに互いの存在に気を配りつつホテルの出口へと向かって行った。


そのころ入口では新たな展開が起きようとしていた。

『審判』の羽村 豪樹(はむら ごうき)が自慢の愛車のフェラーリに乗って

到着したのである。


「佐伯さんですか、ホテルに到着しました。今から二人の救出に向かいます。『爆戦球』

の使用許可を下さい」。

 

『爆戦球』・・・、豪樹の専用武器で重さ100㌔の鉄球に鎖を着けたもので、

特殊な科学細工をして的に当たると外面が爆発する仕掛けになっていた。


「いいでしょう、そのホテルの損害はうちで持ちましょう、お好きなように。

それと那森 永輝が自分の屋敷を出て、そちらに向かっているという情報が入っています。

この機会に那森を落としましょう」


佐伯はこともなげに言うと豪樹は簡単に返事をする。


「分かりました」


そして豪樹は車から降りるとホテルの中へと消えていった。

その手の中には正樹の武器である『武神甲』があった。


海樹たちはというと、ようやく十階にまで降りる事に成功していた。

だが三人は運悪く十階で敵の団体さんに遭遇してバトル中であった。

勇樹は持参した銃で応戦し、正樹は隙を見せた敵に向かい突進し次々と倒して行く。


勇樹の足元にはすでに4つのマガジンが空になり落ちている。


「正樹さん、戻って下さい!」


勇樹が叫ぶと正樹はクルッと反転し勇樹の援護射撃の中、二人の元に戻ってきた。


「どうしたんだ?」


調子にノッてきた正樹はそれを止められ少し機嫌が悪いようだ。


「すみません、弾がもうありません」


勇樹の銃のマガジンには残り3発の弾しか入ってなかった。


「ちっ!」


格闘技に強い正樹もさすがに銃撃戦ではその真価を発揮できず困り果てる。


「お前はバンバンと撃ちすぎなんだよ」



正樹が言うと、


「正樹さんが飛び出して行くからですよ。援護しなくちゃ正樹さん死んでましたよ」


二人の口喧嘩が始まった。すぐさま、海樹は二人の仲介に入る。


「さてと・・・本当にどうするかな?」


正樹が言うと銃撃がまた始まった。どうやら銃の補充と人員の補充が終わったらしい。


「いよいよヤバくなってきたね」


今度は勇樹が言う。だが次の瞬間、


「あれっ、なんか収まったみたいだよ」


海樹が言うとその通りであった。急に銃声が消えたのである。

勇樹は敵の状態を確認する為、一瞬、顔を出す。


「なんか敵さん、眠たくなったみたいです」


そこには倒れこんだ二十数名の「敵さん」がまるで芝居のように眠っている。


「よお、海樹」


その大きくしゃがれた声に二人の男たちは現状をようやく悟った。援軍の到着である。


「豪樹か!」


正樹が歩み寄って行くとそこには190㌢の巨体な大男が姿を現した。


「助けに来てやったぞ」

 

大男は心地よい笑顔を見せた。


「お前の『武神甲』だ。下の階の奴らも俺がやった。後はじきに来る間抜け面の親分、

那森 永輝を捕獲するだけだ」



四人は一階に降りて正面玄関の前で那森を待ち伏せた。

数分後、ドでかいリムジンが玄関前に止まり五人の男たちが姿を現した。

那森 永輝とSPの四人である。


「四人か、俺が二人やる。残りは任せる」


手に『武神甲』を着けた正樹は返事を聞く前に飛び出していった。

四人のSPもさすがであった。

即座に敵を捕捉すると銃で一発、二発と次々とトリガーを引く。

だが海樹はそれをダイヤの盾で受けると一人目の男の脇腹に拳を一閃させた。

ダイヤの拳は男のあばら骨を砕き一瞬で絶命させる。


つづき二人目の銃を蹴り飛ばすと海樹の脚は連続して男の顔を蹴撃する。

三人目は仲間の有様に思わず見とれていると意識を正樹に向けたところに

正樹の拳が顔面を捉え顔面を砕かれ絶命していた。


四人目の男は逃げ腰になったところを正樹の蹴りが飛び、

足を攻撃されると腰を落とし、正樹に首を取られ折られた。


これだけの動作は一瞬で行われ一瞬で終わった。


「おいおい俺たちの分は?」


「お前はいいほどやったろ」


そうなのである。

一階から十階までにはゆうに百人近い人間がいたのである。

彼が現れるまでは・・・。


「終わったな海樹」


勇樹は海樹に話しかける。


「うん、僕の家でゆっくり休もう」


海樹は満面の笑みで返した。ここに五人目の護衛者、『勇士』が生まれたのだ。

・・・ちなみに那森 永輝は佐伯さんのもとに連れてかれた。


海樹の父である橘 令二を殺させた「ヤツ」の事をもっと知る為にだ。

僕の戦いは現在、始まったに過ぎない。

だけど僕には五人の親友がいる。絶対負けない!



END

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