悩み
書き終わるのいつになるかなぁ…どうも若苗きぃです…
これいつになるんでしょうかね…なんて言ってちゃだめだ!がんばれ!きぃ君!
さてさて、甘党男子と女性警官第十一話、お楽しみください!
あれから一週間、蕨と顔を合わせないように過ごしていた。そうでもしないと考えることができそうにない。机に体を預け、伏せた状態で考える。なぜ蕨は自分のことを好きといったのか。理解ができない。ほかにもっとかっこいい男性など山ほどいる。それに蕨はどんな男性からも好かれるはずだ。職場では好意を土砂降りの雨のように浴びせられているはずだ。そんな雨を無視して自分のところへ走ってくるのか…
「本当にわからないな…」
口から出てくる言葉は毎回これだ。
「何がわからないんだ」
ゴツゴツした岩を連想させるような声がいきなり降りかかってくる。ジャスティス・ゴン林だ。
「あ、先生…ども…」
チラッと顔を見て軽く挨拶を済ませまた伏せる。
「ども…じゃない! あの後蕨さんとはどうなんだ!?」
それを見かねたのか急に声を荒げて本題と思わしき質問を投げかけてくる。
「別にどうもないですよ。というか先生、フラれてたじゃないですか~。今更聞いてどうするんですか?」
やる気がないような声。こんな生徒をゴン林が放っておくわけがない。
「フラれたんじゃない! あれはあいさつ代わりの弄りだ! 茶ノ木! ついでに着替えて体育館へこい!」
どんだけポジティブなんだと思いながら渋々席を立った。
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「よし、来たな。とりあえず打ち込むか」
いきなりわけのわからないことを言い出しとうとう頭もどうかなってしまったのかと思う。
「打ち込むって、今それどころじゃないんで失礼します」
早々と退室しようとした瞬間『どかーんっ!』といった感じの爆発音に近い音が後方から聞こえた。後ろを振り向くと畳んであった五枚重ねのマットが切れたようにまっすぐに割れていた。すぐにゴン林の姿をとらえる。手には何も持っていない、が真っ赤に腫れている。
「えっと、先生何してるんですか?」
反応に困る。それも仕方ない。先ほどまで綺麗に畳まれていたマットが真ん中からぱっくり割れているのだ。
「手刀特訓だ。しかし…逃げ出さないか…お前もしっかりした部分があるようだな。うむ、帰ってよし」
何か一人で満足したような顔をしたゴン林から下校の許可を投げられたのでなぜ着たか意味がわからなかった体操服から制服に着替え帰宅した。
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帰宅後、用意してあったご飯を食べお風呂はシャワーで済ませベッドに飛び込んだ。携帯を開くと見慣れたアドレスからメールが一通入っていた。蕨だ。
『香駿君、最近調子どうですか? 連絡が無くて心配になったのでこちらからメールをしました。よければ返信お願いします。』
珍しく敬語を使った真面目な文章で申し訳ない気持ちになる。彼女が敬語を使うときは香駿以外の人に話しかける時しか見たことがない。そう考えるとかなり心配してもらっているようだ。
「んっと、『遅くなりました。こんばんは。僕は相変わらず元気ですよ。すみません連絡取れなくて。そういうお姉さんは元気ですか?』これで…いいかな。送信っと。」
三分後、心地よいリズムの音でメールが来た知らせを受けすぐに開く。
『そっかよかった! 私も元気だよ! あ、明日休みなんだけど良かったらお出かけしない?』
こちらもゴン林と同様にわかりやすすぎる。面白おかしくなって少し笑ってしまう。
『了解しました。 とりあえず明日、午前中の十時くらいからですかね?』
彼女のことだ午前中からなのは当たり前だろう。
『えっとね、三時くらいにあの河原まで来てね! おやすみ!』
今度は三十秒ほどで返信が帰ってくる。いや、早すぎでしょとツッコミを入れたいところが目の前にいないため心の中で叫んでおく。
(って…ええええええええええ!?)
いかがでしたでしょうか!若苗きぃです!
今回は香駿が悩み続ける回でした。しかも久々にゴン林の登場!
いやぁなんで出しちゃったのでしょうかね…後悔はしてないんですがあそこであづきとか図書委員の子とか出したら花が咲きそうですね(笑)
ゴン林が手刀で畳んであるマットを真っ二つにしちゃうのはふざけが入ってますが案外そういうイメージが強かったのでそうさせていただきましたとさ。めでたしめでたし。
ということで幕閉じにさせていただきます! 甘党男子と女性警官第十一話、ありがとうございました!




