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こんなクソゲー(異世界)は間違っている!  作者: うえぽん
これはリッチですか? はい、ただのドMです
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こんにちは異世界 (1)


何だこれは?どこだここは?


オレの頭の中は、疑問でいっぱいになる


近くの窓を見ると、黒髪黒目の自分の姿が映る


さっきまでオレは何をしていた?


というかオレは誰で、どうしてここにいる?


いや、よく落ち着け


何があったか、とりあえず落ち着いて思い出してみよう。


まずは自分の名前からだ


オレは栗原優希くりはらゆうき、日本に住む立派な高校生だ。


いや、立派ではないな。


高校の初めのうちにコミュ障のオレは思いっきり失敗し、即ぼっちからのあだ名は空気くん(理由は優希ゆうきだから空気だそうだ、くだらない)


それが原因ってわけでもないが学校に行かなくなりニートやってるオレを、立派と言うのはまぁアレだろう。


よし、ここまでは覚えている。(ちょっと辛い思い出を思い出して、泣きそうになったが)


次は何をしていたか、だ。


いつもの様に家でゴロゴロゲームをしていたオレは、突然帰ってきた親に


「担任から「出席日数ヤバイから学校に来てくれ」と言われたので行け!」


などと言われ、ほぼ無理やり学校に行かされ


教室に入ると「あ、空気くん来た」や「空気くん、ニートやめたのー?」など色々いわれ


…と言うかオレにそんなに話しかけんな、オレは空気じゃないのかとツッコミたかった。

…いや言えないけどね。


そんな地獄を乗り越え昼休み


まだ後2時間学校にいることに少し絶望しながらお弁当をどこで食べるか悩んだ末、便所飯を試してみたくなり男子トイレにお弁当を抱え個室に入ったところこんな所にいました。


…うん。全然わかんないや。トイレの神様にオレは誘拐でもされたのか?


確かトイレの個室に入った瞬間、何か目の前に大きな白い扉があってオレは何の疑問も持たずに(と言うか無意識に近い?)その扉を開け入っていった気がする。


んで気づいたらここにいました。


うん、全然わからん。何だあの白い扉


やっぱりオレはトイレの神様に誘拐でもされたか?もしくは異世界とか?w


いや、ここはもしや異世界か?


オレの前を通り過ぎる人達の言語はわかる


そして驚く事に、目の前にある看板の文字


全然見たことのない文字だが、何故か理解ができる。そして最後に


オレは今、多分広場らしきところにいるんだがその行き交う人の格好が、何と言うか昔の西洋の格好みたいで、あーRPGゲームにでてきそうだなーみたいな感じなんだ。


それだけじゃない、その群衆の中には耳が異常にトンガってたり(多分エルフ)中には獣人らしき人が居たりとなんかザ・異世界って感じだ。


と言うか、ここがもし異世界ならどうしよう


だって異世界だよ?オレの手持ち、スマホ(電波ないから役立たず)とサイフ(多分通貨が違うだろうから役立たず)と弁当とオレの今着てる制服のみ。


うん無理ゲーだわ、何これ


何でオレここにいるの?誰だよオレここに送ったやつ、バカだろ。何の目的で送ったんだ⁉︎


いや、待てよ?


「そーだよ!オレは異世界に転生されたんだよ!」


オレは思わず叫んでしまい周囲の人に見られ出すがそんな事はどうでもいい。


そーだよ異世界転生だよ。


て事はオレは今からこの世界にオレを連れてきたヒロインと出会い冒険をし恋をするんだよ!なんでこんな事忘れてたんだ!


オレがそんな事を考えてると


「おいボウズ。そんなとこでどうした?」


早速オレのヒロインが声を…


そこにいたのは筋肉モリモリの厳つい男だった


「チェンジ」


オレは思わず言ってしまい

「あ?なんだって?」

いかつい男に睨まれる


「ヒ、ヒィ!あひゅ、しゅしゅしゅみましぇん」


うわ!こわっ!怖すぎて思わず謝っちゃたししかも噛んだし変な声出たし!


「おいおい、そんなビビんなよ。お兄さんはお前さんが困ってる様に見えたから助けてやろうとしてるだけだぜ?」


安心させる為か、笑顔で言ってくるが、まずどう見てもお前お兄さんって柄じゃないし普通に話してるっぽいけどコミュ障のオレには脅されてる様にしか感じないのであっち行って下さい!


オレが泣きそうなってると


「あんたの顔が怖くてビビってんだよ!ほらココはアタシがなんとかするからあんたはどっか行ってな!」


オレの後ろの方から女の人の声が


やっと来たかヒロイン!遅えよ!と思いながら声のした方をみると


なんと言うか一児の母やってますっていう感じの主婦がでてきた。


「ほらさっきのウチの怖い旦那はどっかやったから、もう大丈夫だよ。で、どうしたんだい?」


おばさんは迷子の子供を見るような目で尋ねてくる


いや、あの人をどっかやってくれたのは嬉しいが、まるで聞きたい事あるんだろ?みたいに聞いてくるのやめてくんない?


別にないから!オレはただあの人に絡まれてただけだから!


まぁオレの心の声が伝わるわけもないので


「ほら、おばちゃんになんでも相談してみ?おばちゃんこの町のことなら何でも知ってるからね!」


おばちゃんは、優しい声音で聞いてくる


仕方なく何か質問しなければと質問を考え、オレはふと思いつく


ココはいわゆるRPG風の異世界だ

つまりギルド的な何かがあるんじゃないか?


とりあえず異世界と言ったら冒険だ。多分だがギルドみたいな所があって、そこで冒険者になる手続きが出来るんじゃないか?


「あ、あのここここここここにギルドみたいなところはありますか?あ、あひ!」


…うん、コミュ障のオレにしては頑張った


「あー、ギルドね!それならそこの通りを右に…、めんどくさいからアタシが直接連れてってあげるわ。どうせ近くだし」


おばちゃんに連れられオレはギルドに向かった

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