四畳半青春白書－オッサンがJKアイドルと同居なんて、あり得ないと思った？　　

死神みたいな顔で存在感もなくて不潔で生徒から嫌われている教師・千寿院音光。そんな彼を唯一慕い世話を焼いてくれるのは、亡き親友の忘れ形見である新菜千優だけだった。だがある日、彼のクラスに転校生がやってくる。しかもそれはなんと、大人気女子高生アイドル初瀬七海だった。
しかし彼女は生徒にはニコニコとアイドル七海の顔をするのに音光には本性を見せ、会話の内容もなんだかかみ合わない。
そして、放課後。事件は起きる。
なんと、その初瀬七海は、学園の理事長であり伯父でもあり音光の古い友人である藤十郎から許可がおりたからと言って、音光と一つ屋根の下で暮らすと言ってきた。
女子高生トップアイドルと四十過ぎたモサいオッサン―――こうして二人は秘密の同居生活をはじめる。

だが事態はそれだけでは終わらない。
それを機に、千優しかいなかった音光の世界が少しずつ変わり始め、彼の日常の中に今までとは違う風景が流れ始める。日常、けれど、少しずつ何かが違う、そんな世界が始まろうとしていた。