表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫旅館  作者: 和泉 猫
3/5

面談の続き

面談のつづきです。

ひと通り書類に目を通して2,3質問を受け答えして採用を告げられた。

良かった。ギリギリ住むところはなんとかなったのだろうか。

「運が無かったのね。でも、うちとしては有望な料理人が確保できたのだからありがたいんだけどね」

会長さんはそう言うと、契約書と勤務先を書いた書類を渡してくれる。

「運は無いのですけど、まあなんとかなってきましたので、そこはあきらめ半分何とかやってきてます」

私はそう言うと、受け取った契約書にサインをして渡す。

「ちょっと変わった会社でちょっと変わった職場だけど、多角経営の割には安定しているから安心してね」

いろいろと安心できないワードが含まれていてちょっとふあんにはなるが、雇ってもらえるのだから良しとしよう。

「明後日には引っ越してくるのね」

「大家さんの方も期限限界でして、良くしてもらったので迷惑かけるの何なので」

私はそう言いつつ、給料も早く欲しいのでと心の中でつぶやく。


「引っ越しも大変だろうし、うちの若いのをトラックで迎えに行かせるわ」

「良いんですか」

レンタカーをこれから借りようと思っていたのでありがたい。

「現地から逃げられても困るし」

小声だったので良く聞こえないが逃げれられるとか聞こえた気がする。


「何かおっしゃいました」

「なんでもないわ。ちょっと街から離れた旅館だけど何とかなるわ。社用車も用意してあるし」

ちょっとごまかされた気もする。

「個人でもバイクを持ってるのでちょっとくらい不便でもなんとかなると思います。

「あらそうなの。じゃあ、大丈夫ね」

なんか勤務先の住所普通なんだけど、市街地から外れてるんだろうか。

まあ、旅館だし閑静なところにあるのかもしれないしね。

住むところと仕事は確保できたんだ。ダメなら働きながら探しても良いだろう。


無事採用されました。

次は引っ越しです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ