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我輩はお客様である。

作者: ショウ

A「店員さん、すみませーん。いいですか?」


B「はい、ご注文どうぞ」


Aはメニュー表をずっと見てる


A「......」

B「......?」

A「......」


B「あのぉ、ご注文は?」

A「あー、待ってて。今選んでるから」

B「(いや、選んでから呼べよ)」

A 「まさか、今選んでから呼べよって思ったな?言っておくが、私は『すみませーん、いいですか?』って言っただけで注文するとまでは言ってないぞ?君、勘違いは困るな」


B「あっ、それでしたらまた後ほどお伺いします」


その場を離れようとする


A「いやいや、なんでどっか行こうとするんだよ」

B「え?いや、でも」

A「今選んでるけど、どうせ注文するんだからここにいなさいよ」

B「でも、他にもお客さんがいらっしゃいますし(選ぶ前に呼ぶ客なんて、あんたしかいないぞ)」

A「ん?他の客がなんだってんだ。君、失礼な店員だな。他の客よりも私が先にあなたを確保したんだから、私がいいと言うまでどっか行くんじゃないよ」

B「(これまた、常識の範囲外のお客様のお出ましですな)」

A「いいか!ここから、離れるなよ。どうせ、選び終わったら注文するんだからな」

B「は、はぁ」


B君は、この世界は自分を中心に回っていると考えている客の前で待ちぼうけを食らうことになってしまった。



そして1分後



B「あ、あのぉ。そろそろ、選び終わったでしょうか」

A「なんか、良さげのやつなかったから帰るわ。もう、行っていいよ」



なんとも可哀想なB君であった

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