第9話 エピローグ
社会とはその一員である国民によって構成されているものであり、国民は当然変えていくことができる。そして国民の代表者はいつでも国民の声を求めている。浅川は羽川とともに「社会をよりよくしたい」という信念のもと、議員や街中の人々、学生へと意見を世間に発信し続けた。
もしあなたが今、社会に不満を持っているのならばその意見を積極的に発信し続けていくべきである。人間は万能ではない。自分の意見は相手に勝手に察してもらうことはできない。周囲の人々に、家族に、意見を求めている代表者に、積極的に伝えていくことが重要なのである。そして多くの人が賛同し、世論が動き、よりよい社会をつくっていくことができるのである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。途中、更新が遅れてしまいましたが現実に近い内容の物語を書けたのではないかと思っています。
今作は「教育のあり方」をテーマに、個人的な意見を含めたストーリーを展開しました。大学受験で受験校を選ぶときに、「あの大学は〇〇の研究が有名だから受けたい。でも偏差値が高すぎて無理だ…。」や「あそこの大学は雰囲気がいいな。立地もいい。でも手が届かない…。」などと思ったことはありませんか。私はとても思いました。「学びたいことを学ぶために大学へ行くのになぜすべての科目を高得点が取れるほどまで極めなければならないのか」と。どんな人でも自分が得意な科目や興味のある分野は1つくらいあるはずです。「そこを学ぶために進学するのだからそこを極めていればいいじゃないか」と。そして進学してその分野をより深く追求し将来的に自分の職業ややりたいことへとつながる。そんな教育もありなのではないかと思いました。
長くなってしまいましたが、この作品で私が込めたメッセージは次のふたつです。
・「学びたいことを学べばいいじゃない」
やりたいゲームはやり込むでしょう。それはゲームのシステムや世界について深く学んでいるのです。そのゲームを好きになり、もっと知りたい、極めたいと考えているのです。学びたいことは満足するまで取り組むことができるのが人間という生物です。好きなことをするのは全然苦にはならないのです。
・「意見は言わなきゃ伝わらない」
よく落ち込んでいるとき、周りの人が気にかけてくれるものの、寄り添ってくれなかったり気持ちを理解してくれなかったりすることがあるかもしれません。そんなときは気持ちが相手に伝わっていない可能性が高いです。人間は相手の立場にたって考えることができますが、相手になることはできません。自分の気持ちは言わなければ相手は分からないのです。自分の意見は発信してこそ価値が生じます。気持ちも意見も1人で抱え込むのではなく、積極的に発信していくことが、何かのきっかけになるかもしれません。
本文よりも長いあとがきになってしまいましたが、本作に込めたメッセージについて書かせていただきました。改めて、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




