第7話 遂に始まる、怒涛の法改正!
【お知らせ】
今話から月曜更新します。完結は9話(10/23)です。
プレゼンが無事終わった。会場にはけたたましい拍手の音が響いている。この後すぐに、国会議員による審議を行い、可決されれば国として動いていくらしい。
「ふぅ、とりあえず無事におわってホッとしました。」
「おっと、お疲れさま浅川くん。今日はゆっくり休むとするか。」
私は家に帰り、ソファーに横になった。落ちていく意識の片隅で、『国が教育のあり方について見直しを始める』という報道が聞こえた気がした。
翌朝、羽川の事務所に出向くと羽川が様々な資料をまとめていた。
「おはようございます。手伝います。」
「おはよう、ああ、国に頼まれてね。膨大な資料をまとめて提出してほしいそうだ。さっそく法案を作成し始めるみたいでね。」
「おお、初動が早いですね。報道各社の世論調査でも新しい教育のあり方について賛成が8割にも達しているそうです。」
私たちは期待を胸に抱きながら国との今後についての意見交換に向けて準備を始める。法律の専門家の方々と数々の意見交換を行い、関連省庁との会議を行い、そして法案作成に使われる資料作成を進めていく。定められてから年月が経過している決まり事というものはどのような目的で定められたのか不明になってしまっているものが多い。そのため、議事録などを掘り返してくる作業も必要になった。また、同時進行で法案の作成も内部で行われている。こうしてあっという間に月日が流れ、翌年の法案提出期限が迫ってくるのであった。
翌年、ついに新しい教育に関する法案が数十件も国会に提出された。これから審議が行われる。私たちは国会中継をテレビで眺めながら見守る。昨年の講演で多くの議員が賛同していたことや世論が改正を後押ししていることもあり、比較的スムーズに可決されていく。
会議は数時間に及んだ。提出された教育関連の法案は全て可決され、国民投票が行われることになった。ついにここまでこぎつけた。あとは社会が受け入れるだけ。世論が最終的にどちらに傾くのかは最後まで分からない。果たして、成立するのだろうか。




