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野良犬が多くいた時代

 今の日本で、街中を自由に歩き回る犬をみかけることは少なくなりました。

 もしあったとしても、それはたまたま迷子になってしまった犬であって、純然たる野良犬ではないハズ。

 外国では、まだまだ野良犬が多く存在しており、それも狂犬病が蔓延する原因でしょう。

 海外旅行に行った時、日本にいるのと同じ感覚で、野良犬に接することは危険です。

 日本でも30~40年くらい前は、まだまだ街中で離れている犬を見かけることがありました。

 日本での狂犬病の発生自体は、もっと以前になくなっていましたので、感染症による被害という可能性はとっくに低くなっていました。

 ですが、人間に馴れていない犬により人が噛まれる事故はまだまだ発生していました。

 人の地道な努力により、やがてそういう事故も激減していきました。

 野犬狩りというモノが行われ、捕まえられた犬が数多く処分された歴史がそう遠くない昔に存在しました。

 それを批難し、その作業に従事していた人を「犬殺し」と呼んで侮蔑するような過去がありました。

(今でもそういう言葉を使って批判する人が、残念ながら存在します)

 世の中には様々な職業が存在します。

 楽しくてきれいな仕事ばかりではありません。

 人が嫌がる仕事に従事する人材が存在して、はじめて社会は成り立っています。

 そのことを知ることができれば、社会の風景が変わって見えることになるでしょうか。

 つらいことを知った人間は、他者に対して優しくなれるものですし。


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