犬は強いお父さんを見ています
犬は群れの動物です。
人と一緒に暮らすことが当たり前になった犬たち。
安心して暮らしていくには、飼い主のリーダーシップは不可欠。
家に家族が何人も暮らしている場合、犬が楽チンなのは群れの一員(家庭では多くは子どもたち)としてリーダーに従っていること。
群れ(家族)のリーダーは、仲間を守ります。
群れに危機がせまれば率先して立ち向かいます。
常に先頭を歩き、安全に気を使います。
リーダーをやるのもなかなか大変です。
動物は力の強い者を瞬時に見分けるようです。
ですから、いつもご飯をくれるお母さんのことは大好きだけど、一番エライと認めているのがお父さんだったりもします。
人間社会のややこしいところは、必ずしも腕力が家庭の序列にならないところ。
腕っ節の強いお父さんよりも、口の達者なお母さんの方が仕切っていたりします。
飼い犬にとっては、こんな様子をみて混乱することもあるらしい。
「自分にデレデレなお母さんが、どうやらお父さんより強いらしい・・・???」
って感じでしょうか。
気の強い犬だと、この様子を敏感に察知して、自分がリーダーになってしまうケースもあるとか。
こうなると人間の言うことを聞かなくなることも。
これは子育てにも通用する話ですね。
上智大学名誉教授の渡部昇一先生の著書で読んだ記憶があるのですが、母親が父親を軽んじる傾向のある家庭に育った子ども(とくに男の子)は、成人になってもどこか頼りないらしい。
かわいい子どもと愛犬のためにも、
《お父さんが頼りがいのある一家の主として頑張っている》、
そして
《お母さんたちは、そんなお父さんをバッチリ支えている》。
そんな家庭は素敵ですね。




