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子どもとワンコは名役者
お芝居の中で子どもや動物が出てくると、周りの大人の役者たちがかすんでしまうことがあります。
その両方がそろえば無敵ですね。
何年か前に流行った『マルモのおきて』は、そんな作品でした。
芸達者な子役2名と、これまた芸達者なシュナウザー犬。
《一見普通の犬が、実は人の言葉を話す》
こういう設定って憧れますよね。
子ども時代にこの手のドラマを観れば、それを素直に信じることができるもの。
そして周りの大人たちは、それをバカにしないで欲しいのです。
子どもの優れた感性を認めてあげて欲しい。
動物と意思の疎通ができる人々は実際に存在します。
ひょっとしたらすべての人間が遥かな昔、備えていたかもしれない能力。
おとぎ話の中には、人語を話す動物がたくさん登場しますが、それはかつて、人と動物が自由に意思疎通できる時代があったからではないのか。
大人たちには聞こえないけれど、ひょっとしたら子どもたちは、犬たちと会話をしているのかもしれませんね。




